トヨタ自動車は14日、四輪駆動車の「ランドクルーザー プラド」をフルモデルチェンジして発売した。価格は315万円から475万円。

ランドクルーザー プラド

4代目となる今回のモデルは、"ランドクルーザー"が築き上げてきた高い走破性・信頼性を引き継ぎながら、快適な走行性能を進化させ、ユーティリティ面も追求した。

エクステリアデザインはモダンでたくましいフォルムをコンセプトとし、4WD車らしい躍動感を追求。直前側方死角の確認が可能なモニター機構を採用し、助手席側の補助ミラーを不要としたことで、すっきりとしたスタイリングを実現した。

インテリアは上質で快適な空間を追求。4:2:4分割可倒式としたセカンドシート、足元スペースを広げるスライド機構(スライド幅135mm)、3列目への乗降性を高めるウォークイン機構(助手席側)を採用し、ユーティリティを向上した。サードシートは自動で格納・復帰可能な電動フロア格納機構を採用。さらに3列目足元を低床化(約50mm)し、利便性と居住性を両立させた。

ボディは伝統のフルフレーム構造を改良、ボディ剛性のアップにより、オフロード・オンロードでの操縦性・走行安定性・乗り心地、および衝突安全性能を高めた。また、走行状況に応じて前後スタビライザーの作動を制御する「キネティックダイナミックサスペンションシステム」(KDSS)を設定した。そのほか、オフロードで極低速(5段階)を維持する「クロールコントロール」、砂地やがれきなど路面に合わせてトラクションや駆動力を選択できる「マルチテレインセレクト」、ディスプレイで前輪の向きを確認できる「タイヤ切れ角表示機能」などを装備する。

燃費は4気筒2.7L(リッター)ガソリン車で8.8km/L、V型6気筒4.0Lガソリン車で8.2km/Lを実現した(どちらも10・15モード走行、国土交通省審査値)。安全性の面では「VSC&TRC」(Vehicle Stability Control、Traction Control)、7個のSRSエアバッグ、「アクティブヘッドレスト」、「プリクラッシュセーフティシステム」などを装備する(一部オプション)。

サイドビュー (TZ-G)

リアビュー (TX Lパッケージ)

フロントビュー (TX 5人乗り)

インパネ (TZ-G) ※アイボリー

インパネ (TZ)

インテリア (TZ-G) ※アイボリー

インテリア (TX 5人乗り)

サードシート

バッグドアガラスハッチ

センターコンソール

KDSSのイメージ図

SRSエアバッグシステム