携帯電話やPC、au BOXなど、様々なタッチポイントを通して配信される「LISMOオリジナルドラマ」。その第6弾作品となる『婚前特急-ジンセイは17から-』の主演を務める吉高由里子らが、都内にて公開撮影を行いました。『蛇にピアス』『ラブシャッフル』などに出演した経歴を持つ今注目の若手女優・吉高由里子が5分間×4回という超短編ドラマでその演技力をどう発揮するか、注目を集めています。 

チエ(左から2人目)を中心とした女子高生の生々しい(?)恋愛模様が描かれる

ところで、本稿で「婚前特急」という題名を初めて目にした方は、きっと「なんちゅうタイトルだ」とお思いになることでしょう。

しかし、このLISMOオリジナルドラマは過去にも「土俵際のアリア」や「いちごゼミナール」といった色んな意味で印象に残るタイトルを生み出してきた由緒正しきドラマシリーズですので、もうどんなタイトルが出てこようとも、ちっとも不思議ではないのです。

むしろ個人的には、最近ブームとなっている「婚活」のさらに3歩ぐらい先を行く斬新なフレーズだなと感心したぐらいです。

年下の男子と付き合っていることを友人に明かすことができない

チエは中学生と別れ、48歳の中年男性と付き合うことに……

……そんな与太話はさておき、この日収録したのは、吉高演じるチエが友人と一緒に飲み会で大学生とワイワイ談笑している場面。

舞台に選ばれた居酒屋はセットではなく本当に都内で営業しているチェーン店で(見る人が見ればどこかわかるかもしれません)、それほど広くない店内に明らかにキャパシティをオーバーした人数のスタッフが入っており、さらには音が入るとまずいという理由で空調が切られていて、大変過酷な撮影環境となっていました。

ムシムシする現場での集中力はさすが

シーンの中では、「就職活動中なんだけど……」「大手ならいいってもんじゃないよね」「原材料押さえてるとこが一番強いでしょ」「鉄鋼とか?」といった、ものすごく若者にとってリアリティのある単語が飛び交っており、就職氷河期直撃世代の記者は、取材しながらなぜか心の奥の方がチクチクと痛んできておりました……。

ちなみにここでの吉高のセリフは脚本によると「え…」の一言のみとなっており、もうちょっと喋ってほしかったような気がしないでもないですが、それはそれとして初対面同士の飲み会にありがちな、あの何ともいえない手探りな雰囲気がちゃんと再現されていて思わずニヤリとしてしまいました。

撮影後は場所を変えて、主演の吉高由里子にインタビューを敢行! 次項でたっぷりお見せします。