山田養蜂場はこのほど、「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」の2009年度研究テーマを公募し、国内外から寄せられた23件の研究テーマに助成を行なうと発表した。

同基金はミツバチ、予防医学研究の発展及び若手研究者の支援が目的で、2008年に設立された研究助成活動。2008年度は全国から35テーマが採用され、今秋の成果発表を目指して研究が進められている。第2回目となる2009年度は、(1)ミツバチ産品など天然素材に関する応用技術・予防医学的研究、(2)ミツバチに関する基礎研究、(3)養蜂技術開発研究に加え、(4)化粧品・皮膚科学研究のカテゴリーが新設された。

2009年3月から4月にかけて、国内外から広く研究テーマを募ったところ全118件の応募があり、厳正な審査の結果、米国を含む23件を採用したという。助成期間は1年間で、助成総額は1億円(2008年度からの継続研究を含む)に上る。

山田養蜂場 みつばち健康科学研究所の橋本健所長は「今年は化粧品・皮膚科学という新たな研究カテゴリーの追加や、海外からも研究を募ったこともあり、創造性に富み研究意欲にあふれた、数多くの研究テーマを応募いただくことができました。採用させていただいた若手研究者の皆様に、大いに期待しています」と述べている。