楽天トラベルはこのほど、お盆期間中(8月7日~8月16日)の高速バスの送客実績をまとめた。全路線の送客実績は、前年の同時期と比べて39.3%増と好調な伸びを見せている。

路線別では、首都圏(東京・横浜・東京ディズニーリゾート等) - 新潟の210.2%増を筆頭に、首都圏 - 青森(145.1%増)、首都圏 - 秋田(141.0%増)、首都圏 - 広島(100.1%増)などの地方路線が特に大幅な伸びを見せた。

今年の傾向としては、インターネット経由での高速バス予約の定着に伴う"間際予約"が目立ったことに加え、昨年にはなかった高速道路料金値下げによる影響として、利用者の自家用車への転移や渋滞による運行の遅延への懸念を挙げつつ、「当社で取り扱う路線のほとんどが長距離の夜行便であることからともに大きな影響なかった」としている。

また同社では、高速バスの利用が伸びている要因として、従来のバスよりも快適に乗車できる3列シートやトイレ付きなどのプレミアムバス(高級車両)の認知度の向上を挙げ、快適かつ安価な交通手段として浸透してきていると分析している。