東海旅客鉄道(JR東海)は9月20日、「急行 紀勢本線全通50周年フィナーレ号」を運転する。紀勢本線全通50周年キャンペーンの一環で、新宮駅14:58発、亀山駅18:43着。途中停車駅は熊野市・尾鷲・紀伊長島・三瀬谷・多気・松坂・津。使用車両はキハ181系6両編成とのこと。同車両は運行の翌日の9月21日と22日に亀山駅のイベントで展示される予定。

「急行 紀勢本線全通50周年フィナーレ号」に使用されるキハ181系

全車普通車指定席で、乗車するには利用区間の乗車券と急行券の他に指定席券(510円)が必要とのこと。新宮 - 亀山の全区間を利用する場合は1,560円(おとな)。指定席券は運転日の1ヶ月前の8月20日10時から「みどりの窓口」などで販売する。

キハ181系は国鉄時代の1968年から1972年まで製造された高性能ディーゼルカーで、主に山岳路線で使用された。現在は大阪 - 鳥取間を結ぶ特急「はまかぜ」のほか、団体列車などに使用され、独特のエンジン音と国鉄時代の無骨なデザインで鉄道ファンに人気とのこと。ただし、保有するJR西日本では「はまかぜ」用に新型車両を開発中で、その去就が注目されているという。