日本最大級の就職情報サイト「マイナビ 2010」を運営する毎日コミュニケーションズは11日、2010年卒業予定の学生モニターを対象とした調査「あなたの就職活動を漢字1文字で表すと?」をインターネット上で実施、その結果を公表した。

最も多かった漢字は「苦」(6.9%)で、7年ぶりに総合1位を獲得した。カテゴリ別では、文系男子(6.6%)・理系男子(5.8%)・文系女子(10.4%)でトップとなった。「苦」を挙げた学生からは「リーマンの破たんで就職できるか不安であったが、それでもあきらめずに活動を続けたことで就職できたから」など、経済環境の変化により、学生にとって厳しい就職環境だったことが窺えるコメントが寄せられた。

次いで2位は「迷」(4.6%)で昨年と同順位。3位には、5年連続1位だった「楽」(3.2%)がランクインした。なお、「楽」を挙げた学生からは「"らく"ではなく、"たのしい"です。これだけ色々人と出会えて、成長出来る機会は無いと思います」と、就活が楽だったのではなく、就活自体の楽しさを強調するコメントが多く見受けられた。

トップ3以降は、「縁」「動」といったプラスイメージの漢字や「難」「悩」「耐」「疲」といったマイナスイメージの漢字が名を連ねた。アンケートの詳細は採用サポネットで見ることができる。

2009年(2010年卒)「就職活動を感じ1文字で表すと?」

順位(昨年順位) 漢字 割合(%)
1位(3位) 6.9
2位(2位) 4.6
3位(1位) 3.2
4位(6位) 2.8
5位(7位) 2.7
6位(4位) 2.6
7位(7位) 2.4
8位(10位) 2.1
9位(-) 2.0
10位(new) 1.9