1986年から89年まで放送されたTBS系バラエティー『痛快なりゆき番組 風雲! たけし城』のDVD発売発表会見が6日、東京・赤坂の同局で行われ、攻撃隊長の谷隼人、たけし軍団のつまみ枝豆、井手らっきょが出席した。

『痛快なりゆき番組 風雲! たけし城』のDVD発売発表会見に出席した玉袋筋太郎、井手らっきょ、谷隼人、つまみ枝豆、水道橋博士

同番組は、ビートたけしが城主を務める「たけし城」を落とすために、攻撃隊長の谷隼人が一般応募で集まった隊員たちとともに、身体を張ったさまざまなゲームチャレンジするというバラエティー。難易度の高いゲームをクリアした挑戦者は、最後の関門で城主・たけしとカート戦で直接対決する。「竜神池」や「ジブラルタル海峡」などをはじめ、100を超えるゲームが登場し、かつてない規模の視聴者参加型番組として一世を風靡。また、日本以外にも80カ国で放送されるなど、世界的にも人気となった番組だ。復刻DVDがブームの中、出演していた一般人への許諾を取ることが困難のため遅れていた同番組だったが、ついにDVD化が実現した。

つまみ枝豆と井手らっきょが、清掃員に扮して登場。早速、つまみ枝豆が「らっきょは、番組の親子大会でお母さんに手をだしてましたからね。どんだけ体力があるんだと」と暴露

谷隊長による「行けぇ~~!」という名セリフによるかけ声を再現。

攻撃隊長として参加者を率いた谷は「一般の方々をまとめるのが大変。しかも、朝から夜までのロケですから、楽じゃなかったですね。本当の戦場でした」と振り返り、「いまだにどこへ行っても『隊長!』と声をかけられます。3年半とは思えない、10年くらいやった感じですね」と感慨深げな様子。一方、つまみ枝豆は、放送当時に起こった"フライデー事件"に触れ、「たけしさんがいない間、スタッフ一丸となって乗り切ったという記憶が残ってます。その後、たけしさんが囚人服で復帰したんですよね(笑)」と懐かしみ、「喜怒哀楽のすべてが詰まってる。またやりたいですね」と思いを語った。井手も「なんでもアリの時代でした。セットにかなりのお金がかかってたし、今なら放送できないゲームがいっぱいありますよ」と番組のスケールの大きさをアピールしていた。

番組の桂邦彦プロデューサー(当時 写真中央)も駆けつけ、「桂さん唯一のヒット番組ですよね(笑)」と水道橋博士にいじられる

「『たけし城』が無かったら、たけし軍団に入っていなかった」と水道橋博士。玉袋筋太郎も「あの頃、40人くらい入団したけど、みんな辞めていって僕らしか残ってないんです」と

『風雲! たけし城 DVD其ノ壱』(販売元:メディアファクトリー 10,290円)は、11月20日発売される。