――カップリング曲の「Crazy on the dream」について教えてください

「『PARTY PLAY』のときは、カップリングで韓国語バージョンを歌わせていただいたんですね。それはすごくいい経験だったのですが、なかなかお披露目することの出来ない楽曲になってしまったので、今回のカップリングはオリジナルでもう一曲作るというお話を聞いたときからすごく楽しみにしていました。すごくおしゃれな感じの曲になると聞いていたのですが、実際に曲を聴かせていただいたときは、おしゃれな中にもすごくロックなサウンドになっていて、『塞塵のパンドラ』に負けない、両A面といってもいいぐらいのカッコいい歌だと思いました。作詞をしてくださったのが松澤由美さんなのですが、私が声優さんになりたいと思っていた頃、由美さんの『ゲートキーパーズ』や『機動戦艦ナデシコ』の主題歌をよくカラオケで歌わせていただいていたんですね。なので、まさかここに来て、由美さんが私の曲を作るのに携わってくださるとは思っていなかったので、驚きと感動で、ちょっと興奮しました(笑)」

――「Crazy on the dream」の歌詞で気に入っているところは?

「由美さんは、私のことも意識して、野川さくらのオリジナルソングとして書いてくださったという風に伺っているのですが、やはりアラド戦記の世界観の入った、『一緒に頑張ろうよ』っていう応援ソングになっていまして、もう一つの『アラド戦記』の歌なんだっていう風に受け止めてもらえるのではないかと思います。私は、みんなを応援してあげられる楽曲をすごくたくさん歌っていきたいと思っているんですよ。やはりそういう曲が一番みんなの中に響いていると思うので。なので、新たな野川さくら的応援ソングがここに誕生したなって感じています。歌詞の中には、すごく「!」マークが多く、私自身も力強く歌っているのですが、『頑張れよ』って背中を押してくれるようなフレーズがたくさん入っています。実際に歌ってみると、すごくロックで、今までに歌ったことがないような楽曲だったので、すこし苦戦はしましたが、サビの少し後半あたりなどは、すごくのびのびと歌えるようなフレーズになっていまして、心地よい歌声を皆さんに聴いていただけるのではないかと思っています」

――今回のCDのジャケットについて教えていただけますか?

「今までに見せたことがない表情を出そうというコンセプトが最初にありまして、今回はファッション誌のモデルさんの、お人形さんのような表情を意識しています。なので、メイクもいつもとはちがう、"ファッションメイク"と呼ばれるもので、今までにはない、私としてはかなり派手なメイクをしていただきました。できあがった写真は、かなりセクシーでエッチな、ちょっと"エロカッコいい"みたいな仕上がりになっています。楽曲はカッコいいものを歌う機会が増えてきているのですが、写真ではまだ一度も冒険をしたことがなかったので、いつかやってみたいなって思っていたんですよ。でも、こういった写真に挑戦するのは今回一度きりだと思うので、すごくレアなものだと思います」

『塞塵のパンドラ』のジャケットイメージ

――今回のCDではキャンペーンを行う予定はありますか?

「発売後の日曜日、8月9日に東京で2カ所、キャンペーンをやらせていただきます。前回はたくさんの場所をまわらせていただいたのですが、8月の下旬に沖縄でのライブを控えているということもあり、今回は東京だけにさせていただいてます。キャンペーンでは、今回の新曲2曲が初お披露目になる予定ですが、8月下旬の沖縄は、声優として初の生バンドによる沖縄ライブとなりますので、『塞塵のパンドラ』も初の生バンドでの披露になります」

――最後にファンの方へのメッセージをお願いします

「『PARTY PLAY』が発売されたばかりなのですが、またすぐに『塞塵のパンドラ』という新曲を皆さんにお届けできることをとてもとてもうれしく思ってます。本当にカッコいい曲なので、みなさんぜひCDを手にとって、いっぱいいっぱい聴いて、カラオケとかでも歌ってください。キャンペーンもありますし、8月の下旬には沖縄でライブもやりますので、この夏は本当に音楽がいっぱいな、そんな夏を過ごせそうです。一緒に暑い夏を過ごしましょう」

――ありがとうございました

収録曲 01. 塞塵のパンドラ
02. Crazy on the dream
03. 塞塵のパンドラ (Off Vocal)
04. Crazy on the dream (Off Vocal)
野川さくら
発売予定日 2009年8月5日 品番 VGCD-1042
価格 1,260円
発売元 5pb. 販売元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント