各種工業用バーナーや着火器具の製造・販売を行う新富士バーナーは、アウトドア用品を展開するSOTOブランドからマイクロレギュレーターストーブ「SOD-300」およびプラチナランタン「SOD-250」を発売した。ともにガスカートリッジ(OD缶)を使用するタイプで、点火用の圧電点火装置を装備、専用の収納ケースが付属する。価格は、ストーブが8,400円、ランタンが1万4,700円。ガスカートリッジは別売。

マイクロレギュレーターストーブ「SOD-300」

プラチナランタン「SOD-250」

ガス利用のストーブでは連続使用時や外気温が低い時にボンベの冷えによる火力の低下が生じるが、同ストーブではガス圧を調整するマイクロレギュレーターを搭載。低温時でも安定した火力を保持できるという。また、本体に点火用イグナイターの回路を内蔵したことにより着火性能が向上し、かつ壊れにくくなっているとのこと。そのほか、折り畳み式のゴトクを採用し収納時の寸法は幅52×奥行き52×高さ81mm、重量は73g。軽量コンパクトで、バックパッキングに適するとしている。出力は3.3kW(2,800kcal/h)で、燃焼時間は約1.5時間(出力と燃焼時間は同社製ガスカートリッジ : SOD-725T使用時)。使用時の寸法は幅96×奥行き94×高さ86mm。

一方のランタンは、プラチナの触媒作用を利用した新しい発光方式を採用したもの。一般のガスランタンで発光体として使用しているマントルは衝撃に弱く、マントルを保護するホヤが必要となる。同ランタンでマントルの代わりとなるプラチナ発光体は破損する心配が無く、風にも強いのでホヤは不要とのこと。ホヤの代わりに集光効果を持つリフレクターを装備し、光量を確保。マントルと異なり利用前の空焚きも不要とのこと。リフレクターは折り畳み式で発光部を保護する役割も持ち、バイクツーリング等でも安心して持ち運べるとしている。照度は120ルクスで、燃焼時間は約6時間(出力と燃焼時間は同社製ガスカートリッジ : SOD-725T使用時)。収納時の寸法は幅33×奥行き63×高さ110mm、使用時の寸法は幅77×奥行き65×高さ110mm、重量は210g。なお発光体は消耗品で、交換の目安は総発光時間にして100~200時間とのこと。

プラチナランタン「SOD-250」の点灯イメージ