6月27日より全国公開がスタートした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。その興行収入が、公開17日目にして、前作となる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が記録した20億円を突破した。

前作を上回る興行収入を記録した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

公開館数120館にして初日2日間で興行収入5億円超。公開より10日間で動員数100万人突破し、興行成績では2週連続第1位を獲得した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。まさに記録尽くめの本作だが、公開17日目となる7月13日には、前作の記録を上回る興行収入20億円を達成した。

劇場での成績はもちろんだが、それ以外のフィールドでもエヴァの勢いは止まらない。現在日本テレビでは、15年前に発表されたTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』を異例の一挙再放送中となっているが、深夜1時59分からの初回放送の視聴率は3.2%を記録。その合間の通販番組にて関連商品が紹介されたところ、第壱話から第参話が放送された6月29日の深夜から翌朝にかけてで、1,000万円を超える売上げを叩き出したという。その後も、TVシリーズDVDボックスへの注文が殺到し、1,000セット以上を売上げるなど、7月13日付でなんと1億円目前の売上げ記録を更新中となっている。

また、7月8日に発売になったサウンドトラックは、サウンドトラックとしては異例の5万枚を売上げ、さらに連日1,000枚を超えるバックオーダーが続いているとのこと。また、5月27日より発売中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 1.11』のBlu-rayもすでに日本新記録の10万枚を突破している。

サウンドトラック、Blu-rayともに好調な売上げを記録

そのほか、NTTドコモとのコラボレーション商品となる「ヱヴァンゲリヲンケータイ」に、予定数を大きく上回る2万7,500台という予約が殺到したほか、「UCCエヴァ缶」は当初予定の300万本が初日受注で大半を消化し、急遽300万本を追加生産(計600万本)。それも7月中旬にはほぼ完売状態となっている。なお現在、エヴァとのコラボレーション企画や関連商品を手がけた企業は100社近い数となり、アイテム数は1,000品目を超えているという。

600万本がほぼ完売状態となった「UCCエヴァ缶」

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