トヨタは、レクサスブランド初となるハイブリッド専用セダン「HS250h」の発売を開始した。2.4Lエンジンとモーターを搭載し、23km/Lの燃費性能を実現した。駆動方式はFFのみで、価格は395-535万円。

レクサス HS250h

HS250hは、レクサスの「高級の本質」を追及するという理念のものに、名称の由来となった「Harmonious Sedan」をテーマに、地球と人との調和に加え、上質との調和も備えたクルマを目指して開発されたという。圧縮比よりも膨張比を大きくして熱効率を向上した2.4Lエンジンと、モーター、リダクションギヤの組み合わせにより、プレミアムセダンとしては群を抜く23km/Lという燃費を実現したという。また、アクセル操作量に対する出力を穏やかにするなど、低燃費に特化した「エコモード」と、ドライバーのエコドライブを視覚的にサポートする「ハイブリッドシステムインジケーター」を採用した。

エクステリアは、「先鋭‐精妙の美」を表すレクサスのデザインフィロソフィ「L-finesse」に基づき、ロングキャビンによる空力性能と居住性を両立した。空力性能を向上するデザインを採用したことにより、空力性能は同排気量クラストップレベルのCD値0.27を達成した。

リアビュー

サイドビュー

インテリアでは、運転中の視認性と操作性を両立した「人を中心に考えたコックピット」の具現化によるドライビング空間と、洗練された美しさを実現したデザインにしたという。植物を原料としたエコプラスチックを世界で初めてラゲージトリムの表皮材に採用したほか、スカッフプレートやツールボックスの射出材、シートクッションのフォーム材などに幅広く採用している。また、ナビ画面を最適な位置に配置し、最小の視線移動で視認できる「ヘッドアップディスプレイ」を採用した。また、指先の感触でナビ画面上のポインターを操作できる「リモートタッチ」をセンタークラスター上に配置し、ステアリングスイッチとともに、運転姿勢が変化しない操作性とした。ドライバーモニター付きミリ波レーダー方式を採用したプリクラッシュセーフティシステムや、乗員を包むように配置された最大10個のエアバッグなどを装備する。

インストルメントパネル

インテリア

Harmonious Driving Navi