アニメ総合情報サイト「アニメイトTV」発の女性向けオリジナル企画「男子。」シリーズの第2弾として、血液型をモチーフとした『血液型男子。』が展開。8月26日には、キャラクタードラマCDの第1弾として「A型」編がリリースされる。

■『血液型男子。』ストーリー概要
理事長の命により、ある日突然共同生活を送ることになってしまった四人の男子高校生。血液型も性格もバラならの彼らは、果たしてうまくやっていけるのか!?

キャスト陣が語る『血液型男子。』キャラクタードラマCD

(前列左から)櫻井孝宏、遊佐浩二、(後列左から)鈴木達央、柿原徹也、中村悠一

『血液型男子。』は、血液型をモチーフとし、A型・B型・O型・AB型といった各血液型の性格的特徴を持ったキャラクターが活躍するというバラエティ。8月26日よりリリースが開始されるキャラクタードラマCDでは、メインキャラクター4人に、キャラクターと同じ血液型の声優を配するというこだわりぶりとなっている。そこで今回は、第1弾「A型」の収録後に、蒼馬英一郎(A型)役の櫻井孝宏、赤羽響生(B型)役の中村悠一、白河里央(O型)役の鈴木達央、黒崎雅(AB型)役の柿原徹也、そして玲音・ラントシュタイナー理事長役の遊佐浩二といったキャスト陣5人に、作品の聴きどころなどを語ってもらった。

――ドラマCDの収録を終えての感想をお願いします

櫻井孝宏「4人の血液型代表と異様に個性的な理事長が織りなすドラマです。僕はA型なんですが、『自分がA型である』と意識しながら生活しているわけではないので、こういう描かれ方をするんだと認識出来た作品でした。人から指摘されて気付くことはあるんですけど、自分ではよく分からないですよね。他のキャラたちの描写がどうなるのか楽しみです」

中村悠一「作品としては完全なコメディになっています。ほかの血液型のシナリオになるとわからないですが、今回は導入部分ということもあって、コメディの要素が強く、収録はテンポ良く、サクサクっと行く部分もあったのですが、またそうではなく、こだわって時間をかけて録る部分もあって、なかなか凝った作りをしていくんだなというのが、初回を録り終えての率直な感想です」

鈴木達央「血液型でキャラクターが分かれるのは斬新だなと思いつつ、楽しくやらせていただきました。今回はA型だったのですが、これから先、B型だったりO型だったり、AB型だったりと続いていくと思うので、それぞれどのようなキャラクターの特色が出るのかが楽しみです。今回も台本を読んでいて、キャラクターひとりひとりの特色に、自分の中で『へー』と納得するところもあったりして、楽しませていただきました」

柿原徹也「A、B、O、ABという4つの種類の血液型が織り成すストーリーで、4人のキャラクターを演じる役者の血液型もみんなちがうというところに大変ワクワクしていました。すごく楽しい作品になったのではないかなと思います」

遊佐浩二「僕は今まで血液型に興味がなかったので、A型の人がどういう性格だとか、B型の人がどういう性格だっていうことを一回も気にしたことがありませんでした。今回こういうCDでそれぞれの血液型の方が集められたのをみて、『あ、この人がそうなんだ』っていうのが非常に興味深かったですね。今まで、まったく知らないことばかりでした。まさか櫻井君がとか(笑)。中村君は、僕と同じ血液型なので、偶然知っていたんですけどね。どの血液型がどういう性格で、どのような分け方をされているのかということについて、一般的なものも知らないので、この作品を通じてちょっと勉強したいなと思いました」

――キャラクターを演じるときに気をつけたことや苦労したことはありますか?

櫻井「初めにキャラクターの設定作業でA、B、O、ABの色付けがされていたので、それを踏まえて収録に臨みました。ただ、この作品で描こうとしている個性があって、割と誇張した表現になっております」

中村「響生というキャラクターは、勉強は苦手なのですが、ノリがいいということで、セリフとしても、軽い口調で喋るシーンがほぼすべてを占めております。そういうところを字なりに演じていくと、自ずと彼がバカに聴こえてくるんですね。それでも良いのですが、彼のイラストを見ると、とてもイケメンじゃないですか。これがあまりにもバカに喋っているとショッキングなので、ドラマCDとはいえそのあたりのビジュアルも意識して、ところどころ二枚目の要素も入れつつ、単純なバカに聴こえないように努力をさせていただきました。結果としてはダメだったかもしれませんが、それはそれでいいんじゃないかなと思っています(笑)」

鈴木「里央の絵柄を見たときに、すごく元気で、子どもっぽいという印象があったため、収録の際にそれが出すぎてしまって、随所で『ちょっと子どもっぽくなりすぎです』といわれるところがありました。自分の先入観を捨てきれなかった部分があったので、そのあたりで、ちょっと苦労しました」

柿原「各血液型の特性について、作品の中で理事長が細かく説明しています。A型が神経質だったり、B型はすごくお調子者だったり、O型はおおらかだたり、柔らかかったりとか……。その中でAB型は理事長に『わけがわからない』といわれているんですよ(笑)。AB型のキャラクターは、たぶんキャラクターとして一番表現しづらいんだろうなと思いつつも、そのあたりを役者として演じるのが難しかったですね。何か不思議の国の住人的な感じで演じさせていただいたのですが、大変演じがいのある役だと思います」

遊佐「それぞれの血液型の特徴みたいなものを突出して描かないといけないので、それぞれがかなり突き抜けたキャラクターになっていると思います。僕の場合は、血液型が明かされていないということで、そういったタイプには分けられていないのですが、それが逆に演じづらい面でもありました。謎に包まれた人物というところも含めつつ、僕の大好きな「権力者」ということなので(笑)、最大の権力を持っているという立場を利用して、これからもドンドン権力を振りかざしていきたいなと、思いっきりやらせていただきました」

(次ページへ続く)