6月23日に発売された『×××HOLiC 15巻』。その初回限定版の特典として用意されたOAD『×××HOLiC 春夢記』<後編>のアフレコ終了後に語れた監督ならびにキャスト陣のコメントを紹介しよう。

『×××HOLiC』コミックス第15巻の初回限定版特典としてOAD『×××HOLiC 春夢記』の<後編>が登場

水島努監督 & キャスト陣が語るOAD『×××HOLiC 春夢記』

OAD『×××HOLiC 春夢記』の<後編>がついに登場した。後編ではいよいよ遙からの探し物の意味が明らかに! そしてさまざまな出会いを経て四月一日が最後に決意したこととは――? ここでは、水島努監督をはじめ、四月一日君尋役の福山潤、壱原侑子役の大原さやか、百目鬼静役の中井和哉から届いたアフレコ終了後のメッセージを紹介する。

■水島努監督
テンションの高い四月一日、マイペースの百目鬼、前よりちょっと明るくなったひまわり、ミステリアスだけど意外な表情を見せてくれた侑子、いつものモコナ、と、アニメが始まってからずっと変わらぬ世界観と、意表をつく新たな展開が、程よくミックスされたOAD版が完成しました。じっくりと堪能してくださいませ。個人的には、発売時の季節は違うけれども、秋の夜長にひとりでみるのが心地良いかも、と思ってみたり。

■福山潤 (四月一日君尋役)
自分にできることは全て四月一日にたくしました。収録は終わるのが惜しいくらい楽しく、台詞一つ一つに愛を禁じえない思いでいっぱいでした。内容は見てのお楽しみ!!

■大原さやか (壱原侑子役)
ついに後編! 慣れ親しんでいる世界なはずなのに、これが最後かとおもうと、心に凛とした不思議な緊張感がうまれます。ひとつひとつのシーンがとても愛おしく感じました。実はラストの台詞、2パターン収録したんです。アフレコの段階ではどちらを使うかまだ決まっていなかったので、私も見るのを楽しみにしています。

■中井和哉 (百目鬼静(遙)役)
台本の半分過ぎたあたりから、「あ、あともう少しで終わってしまう……」という気持ちになりました。百目鬼を演じさせてもらうのは僕にとって特別なことで、別れ難さもひとしおなんです。これが最後じゃないと信じたいけど、いつもの掛け合い、いつものボケにいつものツッコミが一つ一つとても貴重に思えて、油断するといい歳して泣きそうでした。

OAD『×××HOLiC 春夢記』<後編>を収録したDVD付初回限定版『×××HOLiC 15巻』は現在発売中。価格は3,700円。

第16巻の初回限定版にもOADの続編を同梱

第15巻の発売に合わせ、公式サイトにおいて、『×××HOLiC』コミックス第16巻の初回限定版にも水島努監督&プロダクションI.GによるOADの続編が同梱されることが明らかとなった。新たなるCLAMPワールドを楽しみにしておきたい。詳細については公式サイトをチェック!

■OAD『×××HOLiC 春夢記』おもなスタッフ
監督 / 水島努◆脚本 / 大川七瀬 (CLAMP)◆キャラクターデザイン / 黄瀬和哉◆小物デザイン / 植田実◆色彩設定 / 佐藤真由美◆美術設定 / 荒井和浩◆美術監督 / 小倉宏昌◆撮影監督 / 小西庸平◆音楽 / S.E.N.S. Project◆音響監督 / 若林和弘◆音響制作 / フォニシア◆編集 / 植松淳一◆アニメーション制作 / プロダクション I.G

■OAD『×××HOLiC 春夢記』おもなキャスト
壱原侑子 / 大原さやか◆四月一日君尋 / 福山潤◆百目鬼静 / 中井和哉◆九軒ひまわり / 伊藤静◆五月七日小羽 / 日高里菜◆モコナ / 菊地美香
(C) CLAMP/講談社