テントを正しく設営して快適なキャンプを

開催日は時折小雨も降る曇り空だったが、集合時間の12時には13組41名の参加者が集まった。まず最初に、テントの設営教室で正しいテントの張り方や、失敗しないコツなどのレクチャーを受けてから、親子が協力し合って自分たちのテントの準備を開始。最近のテントは簡単に張れると聞いてはいたが、親子4人が入れる大型テントでも、各参加者たちは1時間も掛からずに自分たちのテントの準備ができたようだ。その後に雨も降り出したが、テントが崩れたり雨漏りがあった等のトラブルもなく、筆者もコールマンのスタッフに準備してもらったテントで一晩を過ごしたが、今までのキャンプ経験の中で最も快適な睡眠を取ることができた。個人的に、最新式テントの手軽さと快適さに感心するばかりだ。

開会式に集まった参加者とスタッフ

まずは、コールマンジャパンのスタッフによるテント設営のレクチャーから

レクチャーの後は、親子が協力してそれぞれのテントを設営

大人も子供も夢中になったフィッシング

フライフィッシング教室、宝探しゲーム、リーフスタンプの各プログラムは、初日の午後と2日目の午前の計2回が開催され、初日にフライフィッシングを楽しんだ人は、2日に宝探しやリーフスタンプに挑戦するなど、各自がその時参加したいプログラムを選択できるスケジュールとなっていた。

一番人気は、このイベントのもう1つのテーマともなっているフライフィッシングだ。ティムコのスタッフが用意したタックルを手に、フライキャスティングの練習からスタート。ムチのようにラインを前後に振り、糸の重さだけでフライ(毛針)を遠くに飛ばすキャスティングは難しいが、上手く飛ばせるとそれだけで楽しいもの。インストラクターの田代法之氏をはじめとしたティムコスタッフの丁寧な指導もあり、小さな子供達も飽きること無くロッドを降り続けていた。

ティムコが本格的なフライフィッシングのタックルを無料で貸し出し

"フライ"と呼ばれる西洋式の毛針

草原や桟橋でキャスティングの練習

練習の後は本番へ! キャンプ場には、フライフィッシングの対象魚となるニジマスが放流されている「バラギ湖フィッシングエリア」が併設されており、すぐに実釣体験ができるのだ。しかし、自然の湖に近い管理釣り場なので、はじめてロッドを握った初心者には難しい。そこで、特別に餌釣り専用池でフライフィッシングを体験させてもらえるように準備されていたのだ。餌釣り専用池にはニジマスが大量に放されていて、フライを遠くにキャスティングできない初心者でも、わりと簡単にヒットさせることができる。それでも、相手は生き物なので、フライに魚が食い付いても針掛かりさせることができなかったり、せっかく掛けた魚をキャッチする前に逃がしてしまったりと、悪戦苦闘する参加者達。最終的には、全員が魚をキャッチすることができ、思い出に残るフライフィッシング体験となったようだ。

餌釣り専用池でニジマス釣りに挑戦。ティムコスタッフやお父さんの指導の元、子どもたちも次々とニジマスを釣り上げていた