中村雅俊、片瀬那奈らが23日、都内にて行われた舞台『僕たちの好きだった革命』の製作発表会に参加した。

「セーラー服は憧れでした」という片瀬(左)と「個人的にはものすごく似合っていると思っています」と学ラン姿に満足げの中村

同作は、ドラマ『トリック』、映画『20世紀少年』などを手がける堤幸彦と、舞台を中心に活躍する演出家、鴻上尚史がタッグを組んだ共同企画作品。2007年に初演され、今回が再演となる。物語では、1969年の学園紛争で昏睡状態に陥った高校生の主人公が、30年後に意識を取り戻し母校に復学。"47歳の高校生"が現代の若者たちとともに、高校の管理体制と闘っていく姿を描く。

初演時に引き続き主演を務める中村は、「こんなに早く再演できるとは思わなかった。さらにレベルアップして良いものにしようとみんなやる気です」と挨拶。高校を舞台とする物語ということでセーラー服姿を披露した片瀬も、「共演者のみんなとまた会えたのも嬉しい。再演も気を引き締めてやっていきたいです」と決意を新たにした。

「いつまで制服着れるんだろう……」と照れながらも、「舞台でしか観られない制服姿を楽しんでください」と片瀬

また、座長としての中村の印象を問われた鴻上が「本当にいい人ですね。稽古入ります! ってときに口に飴が入っていてガリガリ噛んで焦っていたり(笑)」と話せば、片瀬も「お父さんのようで、お兄さんのような……。でもちょっと抜けているところもあって(笑)」と和やかな稽古場の様子を告白。中村は、はにかみながらも「まぁ、天然だということでしょう(笑)。緊張感なし、マイペースでやっています」と"優しいお父さんキャラ"全開で話していた。

会見終了直後には、大麻取締法違反で4日に逮捕され、起訴猶予処分となった長男・中村俊太について報道陣から質問が飛んだが、中村は無言で会場を後にした。

『僕たちの好きだった革命』は、東京芸術劇場(東京・西池袋)にて5月19日~31日までの期間で上演(※地方公演あり)。詳細はこちら

21歳~60歳までの全登壇者が制服姿で登場し、製作発表あらため、"制服発表会"となった会見会場