女優の吹石一恵が21日、東京・渋谷のNHKで行われた主演ドラマ『風に舞いあがるビニールシート』(5月30日放送スタート NHK総合 毎週土曜 21:00~21:53ほか 全5回)の会見に出席した。

ドラマ『風に舞いあがるビニールシート』で主演する吹石一恵

2006年に直木賞を受賞した森絵都の同名小説が原作の同ドラマは、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所に勤務するヒロイン・里佳の恋と成長を描く物語。新入社員としてUNHCRで働く里佳が、世界各地での勤務を経験しているベテランの首席法務官・エドと出会うことによって心に変化が生じ、生き方を変えていく。

里佳を演じた吹石は「ドラマで、里佳が人として成長を遂げると同時に私自身も成長させてくれた作品。エドとのやり取りは、リズム感たっぷりでテンションがかなり上がりました。撮影中、酸欠になるくらいフラフラになったりして大変でしたね」と撮影を振り返った。本格的なドラマ出演は初となるクリス・ペプラーは「吹石さんは演技のお母さんです(笑)。こんなオヤジで申し訳ないなと思いながら、吹石さんの力強い目に飛び込むつもりで演技をしました」と、慣れない演技に苦労しながらも、吹石に助けられたエピソードを披露。すると吹石は「クリスさんは母より年上なんですが、普段は年上という年齢を感じさせなかったですね。でも、特有のギャグが出てくると年上なんだなと思いました(笑)」とぶっちゃけていた。

左から、原作者の森絵都、クリス・ペプラー、吹石一恵、佐野史郎

吹石一恵 フォトコレクション