最近では、多くのカップルがあまり型にはまらず、自由な結婚のスタイルを望んでいるようだ。結婚&新生活情報総合サイト「ゼクシィnet」が実施した「両家の結納・顔合わせ」に関する調査によると、結納を行うカップルは、35%と昔に比べて少数派。結納に対して「堅苦しいのは避けたい」、「お金でもらわれていくようでイヤだった」、「その分の費用を新生活の準備に充てた方がいい」など必要性を感じないという意見が多く見受けられた。一方、結納を行う理由には特に新郎側の親の強い希望が目立ったとのこと。実際に行った人の中には「結婚するという実感が沸いた」という肯定的な意見もあった。

ただし、両家の親との顔合わせ食事会はほぼ全員が実施しており、結納は行わない代わりに食事会だけは行うケースが多いことが窺える。結婚を決めてから顔合わせ食事会を行った(行う)カップルは97%と大多数。理由にはけじめとして必要と考える人が多く、食事会を行わないとした回答者も何らかのかたちで両家対面の場を設けているという。食事会のメリットは「相手の家族、親族の雰囲気がわかる」(77%)という声が最も多く寄せられ、「相手の家族を知ることで親に安心してもらいたい」、「長い付き合いが始まるので、親同士も仲良くなってほしい」という願いも。また、結婚式などの打ち合わせも兼ねて、親の意向を確認するチャンスでもあるようだ。

頭を悩ませるのが、事前のお店選び。回答者の69%が「レストラン・料亭」、19%は「ホテル・式場」をチョイス。「実家」や「二人の新居」でというケースも見られた。失敗談には「個室を予約したつもりが、実際はフロアの片隅に一段高く設けられた座敷で、他のお客さんから丸見えだった」(27歳・女性)などがあった。当日の想定外の事態への対応や、席順や支払いについてまで事前調整を十分に行うことが重要だろう。