現在妊娠9カ月の岩根女流二段

毎日コミュニケーションズは3日、日本将棋連盟と日本女子プロ将棋協会と共催する女流公式棋戦「第2期 マイナビ女子オープン」の五番勝負第2局以降の日程において、暫定的に設定された日時を全て白紙とすると発表した。挑戦者の出産後、労働基準法で定められている8週間以上の休養期間をもって再調整する。

矢内理絵子女王(29)に、タイトル戦初登場の岩根忍女流二段(28)が挑戦する、第2期マイナビ女子オープンは、挑戦者が挑戦者決定時に妊娠8カ月、さらにタイトル戦期間中に出産をするという将棋界にとって異例のタイトル戦として注目を集める。「出産をすることがハンディキャップにならないよう、また多くの働く女性への応援にもなるよう、出産による体調を考慮した」(毎日コミュニケーションズ)。昨日発表された五番勝負第2局以降の日程は、出産後できるだけすみやかに三者で協議をした上で、両対局者の同意の上で決定する。