ダウンタウンの松本人志が19日、沖縄・北谷町のザ・ビーチタワー沖縄で、自らが監督・主演・脚本を手がけた映画『しんぼる』(今秋公開)の製作発表会見を行った。

沖縄で『しんぼる』の製作発表会見を行った松本人志

松本人志はグレーのスーツ姿で登壇。開口一番「本当はこんな大げさなことをしたくなかったのですが、大人の事情でこうなりました」と照れながら挨拶し、記者との質疑応答に臨んだ。前作『大日本人』では、公開まで内容やキャストの情報が伏せられるという異例のPR方針があったが、今作『しんぼる』について、松本は「ある所に閉じこめられた男が脱出するという話。そこで色んなことに巻き込まれるという、まぁほとんど僕しか出演していないんですけどね。ある外国人が出演するというくらい」と、やはり詳細が語られることはなかった。

シーンの大部分に出演するという松本。その意気込みはというと「いや、僕は一切出たくはなかったんですよ。年末もテレビ出演で忙しかったですし、映画どころじゃないだろうと。でも『他に誰が出んねん』という話になり、泣く泣く大人の事情で僕が出演することになりました」と、出演には後ろ向きだが、「凄くいいものが出来て、手応えは相当あります。どこの星に出しても負けない」と作品の出来については自信を見せた。

『大日本人』がカンヌ国際映画祭に監督週間に公式上映され話題を呼んだが、今作は「前回は外国人にみてもらうためには作っていなかった。言葉の壁で伝わらなかったのが歯がゆかったんです。でも、今回は言語がそんなに出てこないので大丈夫だと思う」と世界に向けての対策もばっちりな様子。「カンヌには『撮影しました』って言ってます。カンヌの方も『そうか~』ってことになってます(笑)」とカンヌを引き合いに出し、笑いを取る余裕も見せていた。

撮影中のメイキングショット

本人の口から語られることは少なかったが、作品の詳細については、公式サイトで随時アップしていくという。