不動産経済研究所は16日、首都圏のマンション市場動向の2月度をまとめた。2月の新規発売戸数は2,509戸で、対前年同月比951戸(約27.5%)減。1月度(1,760戸)と比べると42.6%増で、16年ぶりに1,000戸台となった前月から2,000戸台に回復した。
地域別での発売戸数は、東京都区部1,207戸(全体比48.1%)、都下90戸(同3.6%)で東京都のシェアを総合すると51.7%に上る。神奈川県695戸(同27.7%)、埼玉県266戸(同10.6%)、千葉県251戸(同10.0%)。地域別の契約率は都区部61.4%、都下58.9%、神奈川県58.7%、埼玉県71.4%、千葉県62.2%。
1戸当たりの平均価格は4,823万円で、前月比総額では651万円(15.6%)増、前年同月でも55万円(1.2%)増となった。また、1平方メートルあたりの単価は65.4万円で、前年同月、前月比ともにアップしている。フラット35登録物件戸数は2,278戸(全体の90.8%)。即日完売は67戸、2月末現在の翌月繰越販売在庫数は9,819戸で、2009年1月末現在の11,679戸より1,860戸の減少となった。2009年3月の発売戸数は3,500戸前後の見込みとなっている。
2月の地域別価格は東京都区部5,260万円(1平方メートル当たり74.2万円)、都下4,079万円(同55.8万円)、神奈川県5,058万円(同66.4万円)、埼玉県3,514万円(同46.0万円)、千葉県3,724万円(同47.4万円)。