大韓航空は、来年7月までの開港を予定している富士山静岡空港への就航を正式に表明した。大韓航空日本地域本部長・李來珪氏が22日、石川嘉延静岡県知事を表敬訪問し、定期便運航計画書を石川知事に手渡した。

左から石川嘉延静岡県知事、大韓航空日本地域本部長・李來珪氏

新規就航路線はソウル(仁川) - 静岡間を毎日1往復。機材はボーイング737-800型機(149人乗り)が使用される。同社によると、「(静岡は)富士山や温泉など観光資源が豊富で韓国人観光客によって大きな魅力であり、また静岡県民は韓国旅行だけでなく、仁川を経由して世界各地への旅行も可能(日本地域本部長・李來珪氏)」だとしている。大韓航空は日本各地へ乗り入れているが、去る12月に金浦(ソウル) - 関空線を就航する(既報参照)など日本路線をさらに充実する動きを見せている。

なお富士山静岡空港の国際線は、同じ韓国のアシアナ航空がソウル線を、中国東方航空が上海線を就航させると発表しており、今回の大韓航空で3社目の正式就航発表となった(チャーター便を除く)。

大韓航空の富士山静岡空港・運航計画の詳細は以下の通り。

運航路線 仁川国際空港-富士山静岡空港(定期便)
運航便数 週7往復(毎日運航)
スケジュール 仁川09:20発 - 静岡11:20着・静岡12:20発 - 仁川14:35着
使用機材 ボーイング737-800(149席=プレステージクラス8席、エコノミークラス141席)
※富士山静岡空港開港日より就航