エサは釣具店で買えるほか、余っている食材でも代用できる

淡水域の小物の多くは雑食性なので、いろいろなエサで釣りをすることができる。最もポピュラーでよく釣れるエサは、赤虫やサシ、ミミズなどの生きエサだ。日持ちしないエサなので、釣りの前日や当日に釣具店で購入しよう。どれにしたら良いのか迷ったら、池や沼なら赤虫、流れのある川ならサシを買っておけば間違いないだろう。また、生きエサが苦手な人は粉状やチューブに入って販売されている練りエサでも良い。ただし、練りエサは扱いが難しいので、後述する小麦粉の方がおすすめ。

小物釣りの万能エサ、赤虫(ユスリカの幼虫)。価格は100円から200円程度

赤虫は、針に通すように付けると良い

サシ(ハエの幼虫)は、流れのある河川でのオイカワやウグイ釣りに適している。価格は100円から200円程度

練りエサには様々な種類があるが、小物釣りでは粘りの強いグルテン系のエサが良い。価格は300円前後

釣具店にエサを買いに行く時間がなかったり、生きエサが苦手な人は、余っている食材を釣りエサとして利用してみよう。オススメのエサは、水で練った小麦粉だ。お好み焼きの生地よりも固めに練っておき、釣り場では針先に絡めるようにしてエサ付けを行う。タナゴ釣りでは、卵の黄身で小麦粉を練った「黄身練り」が使われているほど実績のあるエサだ。その他、うどんやスパゲティーなどの麺類、ご飯粒、むきエビ、芋ようかんなどもエサになるが、その場に生息している魚や季節などによっては見向きもされない場合がある。小麦粉を中心に色々なエサを持っていき、何が釣れる餌なのかを試してみるのも楽しいだろう。

小麦粉は箸に絡み付く程度の固さに調節する。釣り場に小麦粉と割り箸、アイスクリームやカップ麺の空き容器などを持っていき、その場で作ると良い

針先が隠れる程度の量を絡み付けて使用する