投げ釣りのやり方

投げ釣りでは、基本的に竿のしなりとオモリの重さを利用して仕掛けを遠くに投げる。そのためにはまず、リールの使い方を覚えなくてはならない。基本的にサビキ釣りと同じだが、糸を離すタイミングが違うので、コツをつかむまでは少々練習が必要だ。

針にエサの付ける。アオイソメが元気に動いて付けづらい時は、頭の部分をはさみでカットすると付けやすくなる。カットした部分から針を通し、写真のように取り付ける

まず、糸を人差し指で押さえ、糸が緩まないようにしておく。続いてベイルをもう一方の手で起こす。これで投げる準備が整った

動画 ここからは動画を見てほしい。後ろの安全を確認したら竿を振る。オモリの重さを手で感じることができる頂上付近に来たところで、糸を押さえていた指をはなす。すると勢い良く仕掛けが飛んでいくはずだ。このタイミングは何回か練習してみよう。仕掛けが海中に沈んだら、リールを少し巻いて糸のたるみをとっておく
約12秒(WMV形式:1.5MB)

ジェット天秤を投げるときも基本は同じ。後ろの安全確認だけは怠らないようにしよう。また、アオイソメは長いので、先端だけ食われてしまうこともある。その場合は、エサを短くちぎって取り付けて投げるのも1つの方法だ

海中でのイメージ図。ウキの付いた「ボウズのがれ」(左側)は、オモリとウキの間に付いている針が水底から離れるので、中層を泳ぐ魚も狙うことができる。ジェット天秤を使う仕掛けでは、すべての針が水底付近を漂うので、水底でエサを補食するキスやカレイなどを効率よく釣ることができる

魚が針を飲み込んでしまったときは針外しを魚の口に突っ込んではりを外すと良い。また、海の魚はぬめりが多いので、タオルなどでつかんでやると滑らなくてはりが外しやすい

投げた後は、竿を持っていても良いし、置きっぱなしにしてもかまわない。時々、リールを少し巻き上げ、魚の反応があるか確かめる。5分ほどしたら、リールをゆっくりと巻き上げて仕掛けを回収しよう。巻き上げている途中で魚がかかる場合もあるので、焦らずゆっくり巻き上げるのがコツ。のんびりと浜辺での時間を楽しみながら釣る優雅な釣り方が、浜辺での投げ釣りだ。