第一部の『世界忍者戦ジライヤ』関係者トークショーが修了した後は休憩をはさみ、第2部の串田アキラ生ライブで幕を開けた。セットリストは、次のとおり。

<セットリスト>
曲順 タイトル 番組
1 「ジライヤ」 『世界忍者戦ジライヤ』OP
2 「空からひびく声」 『世界忍者戦ジライヤ』挿入歌
3 「うなれ磁光真空剣」 『世界忍者戦ジライヤ』挿入歌
4 「機動刑事ジバン」 『機動刑事ジバン』OP
5 「SHI・NO・BI '88」 『世界忍者戦ジライヤ』ED

「ジライヤ」では、ボーカルパートの合い間に、ちゃんと客席から「ガコライトウシャアクマフドウ」の声が。鍛え上げられた腹筋に支えられた重厚な歌声が曲のテンポに合わせて繰り出され、満員のお客さんは一緒に盛り上がり、串田アキラの生歌を堪能した。その直後に到着した第2部一人目のゲスト、『世界忍者戦ジライヤ』で山地学を演じた橋本巧が登壇。それではということで、思いがけずさらにもう1曲、「SHI・NO・BI '88」を歌い上げた。

熱唱する串田アキラ

「SHI・NO・BI '88」を歌う串田の横でキメポーズをとる筒井巧。中央にいるのは橋本巧

鈴木「本当に歌詞がいいですよね。グッときました。ところで、橋本さんは、『ジライヤ』の現場で、どんなことを教わったんですか?」
橋本「的場さんには、バク転を1年間ずっと教わりました。『ジライヤ』の撮影を終えるころにできるようになって、その後の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のアクションシーンで使いました」

この後も忍者つながりということで、ゲストが続々登場。まずは『仮面の忍者 赤影』で青影を演じた金子吉延がステージに参上。

鈴木「実は、坂口さんの訃報は、私がとった読売新聞の特ダネだったんですよ。国会記者会館で仕事してたら金子さんから第一報が入ったので、あわてて職場の人に赤影が死んだんですって言ったら、"赤影って何だ?"って言われて、忍者ですよ、忍者って。で、その話は誰に聞いたんだ? 青影です! って。それで結局、朝刊の一面に"赤影死す"って出たんです」

お次は、『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャレッド・サスケを演じた小川輝晃が登壇。

鈴木「『カクレンジャー』で忍者をおやりになってみて、いかがでしたか?」
小川「プロデューサーからは、"忍者といえば小川君だ"みたいな評判をいただきましたね。ところで、『赤影』は僕も観ていたんですけれども、青影の『だいじょうぶ』っていうのは、どうやって生まれたんですか?」
金子「最初は、台本にただ『だいじょうぶ』って書いてあるだけだったのを監督の倉田準二先生が"こうやって鼻に手を当ててやってみて"って。その後も、台本に書いてないのにやり続けてたら、しばらくして、台本にも毎回『だいじょうぶ』っていうセリフが入るようになったんですよ」

ここで、『忍風戦隊ハリケンジャー』でシュリケンジャーを演じた中のお一人、増島愛浩さんが登壇。

鈴木「増島さんは、『激走戦隊カーレンジャー』のブルーレーサーの後、忍者を演じられたわけですが、いかがでしたか?」
増島「憧れの役でした。小さいころ、筒井さんの『ジライヤ』を観てましたので。カセットテープを買って、家で歌ってましたね」

『仮面の忍者 赤影』で青影を演じた金子吉延

『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャレッド・サスケを演じた小川輝晃

『忍風戦隊ハリケンジャー』でシュリケンジャーを演じた増島愛浩

さらに『ハリケンジャー』つながりで、その主題歌を担当された高取ヒデアキが登壇。仕事に戻らなくてはならないということで、OP『ハリケンジャー参上!」を歌って客席を沸かせると、さながらハリケンジャーのようにシュシュッと退場。入れ替わりに、日下のゲスト出演のつながりで最後のゲストとなった、『機動刑事ジバン』でスーツアクターとしてジバンを演じた横山一敏も登壇。

「ハリケンジャー参上!」を歌う高取ヒデアキ

ジバンのスーツアクター・横山一敏

この時点で舞台上の出演者は11人、祭りらしい豪華な顔ぶれとなった。トーク終了後は、お楽しみの抽選タイム。出演者全員で書いた寄せ書き色紙など、ファン垂涎のお宝がプレゼントされた。そして祭りの最後は、恒例となっているメドレー。それぞれのゲストが、ご自身の出演された番組の主題歌を歌った後、退場。主催者とメインパーソナリティの二人の挨拶で締めとなった。

祭りの締めは、本日の出演者による各番組の主題歌のメドレーとなった

鈴木「では、最後に一言ずつご挨拶をお願いします」
筒井「今日は、大勢の方にお越しいただき、ありがとうございました」
串田「今日は本当にありがとうございました。僕も小さいころから忍者が大好きで、僕の世代だったら、子どものころに、ほとんどの人が棒切れをもってチャンバラごっこをしていたんじゃないかと思います。その上、この『ジライヤ』が大好きで、そのご縁で、いろんな方に出会えて幸せです。今年は『ジライヤ』が20周年ということで、まだまだこれからいろいろな展開があると思いますので、筒井さんともども、どうか皆さん、応援よろしくお願いします」