おバカキャラの真髄を発揮できるか、里田まい(右)とスピードワゴン・井戸田潤

映画『レッドクリフ Part I』の大ヒットを受け、三国志への関心が高まる中、12月14日に日本初となる三国志検定の開催が決定。これに先立ち、今月19日に東京・御茶ノ水で検定直前の集中講義がおこなわれ、自他共に認める三国志ファンの井戸田潤(スピードワゴン)と、映画をきっかけに三国志に興味を持ったという里田まいが参加した。

「まだまだ勉強不足だけど、今日をきっかけに、検定を受けられる皆さんとも平等にお話ができるようにがんばりたいと思います」と語った里田。この日、里田や井戸田ら受講生は事前に模擬試験を受けており、スピードワゴン・小沢一敬が進行役となって試験の答え合わせがおこなわれた。

集中講義を受講した井戸田潤(写真左)、里田まい(同中央)と、進行役を務めた小沢一敬(同右)

「280年に呉を滅ぼし、三国を統一した皇帝は誰か?」との問題に、里田は4択の中から「司馬師」と回答(正解は「司馬炎」)。「三国志って、馬に乗って来られる方が多いじゃないですか。だから馬術師というか、馬に乗る師匠みたいな人かなと思って……」と、彼女が"馬に乗る師匠"から"司馬師"の答えを導いたとわかると、井戸田も「すごいな! 間違いなりの理由があるんだ!」と驚いていた。

特別講師の渡邉義浩・大東文化大学教授から、「(自らの目玉を食べた)夏侯淳は猛将のイメージだが、実際は片目を失ったため、曹操の拠点を守る人だった」などのトリビアが明かされ、受講生の2人も興味津々

また、「劉備が入蜀した際、劉璋との戦いの中で戦死した軍師は誰か?」という問題では、里田は「【1】龐統、【2】張松、【3】諸葛亮、【4】法正」の中から【4】を選択(正解は【1】)。「一番名前っぽいのを探したんですよ。もしかしたら引っかけで土地の名前とか入ってるかなと思って……」と里田が言うと、会場は爆笑に包まれ、井戸田からも「全員名前だろ!」とツッコミが。さらに彼女が「法正さんとか、【1】のリュウトウさんとかは名前にありそう」と続けると、「龐統(ほうとう)ね」と小沢。「漢字を間違う時もビビリがなくて、さも正解のように『リュウトウさん』って言ってしまうのがすごいよね」と、もはや呆れるを通り越して感心してしまった様子だった。

三国志検定の模擬試験で満点を取った井戸田。博識ぶりをアピールしようとして、小沢に制止されることもしばしば

里田は「サンゴクシという漢字を書け」などの初心者向け問題しか当てられず、30点という結果に

試験の結果は、里田が30点だったのに対し、井戸田は見事100点満点。集中講義の後の会見では、三国志をきっかけに妻・安達祐実と親しくなったエピソードを披露。「奥さんと初めてデートした時に、とにかく自分自身を全部ぶつけてみようと思って、三国志の関羽の話をしたんですよ。後日、『勧めていた三国志を読みました。関羽将軍って素敵ですね』というメールが来て。三国志はそういうパワーを持っているんですよ。世の男性陣もぜひ、女性に三国志を勧めてください。僕もそれで結婚を決めましたから」とアピール。里田も関羽に好印象を抱いたようで、「見た目もカッコいいし、クールなところがすごく好き。でも現実にはなかなか(関羽のような人は)いないですね…」と話していた。

三国志検定の応募締切は11月24日。詳しい情報は、三国志検定公式ポータルサイトまで。