石油情報センターが12日発表した石油製品の価格動向調査によると、10日現在のレギュラーガソリンの店頭価格は前週比4.4円安の136.6円となった。これで14週連続の下落。ハイオクは147.5円、軽油は127.8円だった。

10.3円の下げ幅となった前週(4日調査)に比べ鈍化はしたものの、今回もすべての都道府県で前週より下落。130円台は前週の13府県から一気に40都道府県に広がり、一番価格の低かった沖縄県では129.7円だった。もっとも価格が高かったのは離島の多い長崎県で147.3円。

依然原油価格の下落基調は続いており、7日には出光興産が10~16日の卸値を5.2円引き下げると発表。ほかの元売り各社も原油価格に連動して卸値を下げてきており、石油情報センターでは「需要が低迷しているなか、景気も後退してきた。ガソリン価格の下落はまだ続きそうだ」とみている。