日本商工会議所と全国商工会連合会は、全国のJAPANブランド・プロジェクトの製品を一堂に集めた展示会「TOUCH! JAPAN BRAND展」を10月30日から11月3日まで開催する。会場は表参道(港区北青山)の「Rin」で入場無料だ。

JAPANブランドとは、歴史や文化に育まれてきた日本各地の素材や伝統的な技術を生かして世界の市場に通用するブランドを確立しようとする取り組み。2004年にプロジェクトを開始して以来全国各地でPRのための展示会やセミナーを開催しており、東京でも昨年大規模な展示会を開催して好評を博した。

展示予定作品の大川家具「SAJICA」ブランド(福岡県)「AguraSofaIG-32 」

展示予定作品の薩摩黒切子(鹿児島県)「ぐい飲み・茶杓」 展示予定作品の「ennブランド」 (新潟県) 「フラワー皿(赤)・スプーン・フォーク」

今年はライフスタイルマガジン「CasaBRUTUS」とのコラボレーションにより、ルイ・ヴィトン表参道の建築などを手掛けた建築家・青木淳氏のコンセプトをもとに会場空間を設計したとのこと。会場内には伝統技術を生かしたJAPANブランドの逸品をセレクトして展示するほか、2階カフェでは「美食の王様」と称される来栖けいテイスティングによるJAPANブランド・スイーツセットを提供する。バタフライ・ストロークの社長・青木克憲氏やインテリアスタイリストの長山智美氏ら5人によるアーティスティックな演出も見ものの一つだという。「TOUCH! JAPAN BRAND展」のタイトルには「日本にふれ、日本をしる」との意図が込められており、事務局では広く一般の来場を呼びかけている。