早朝サイクリング後、朝食、そしてゴルフ…
翌朝は早朝からプチサイクリングへ。さすがにだいぶ冷え込んでいて、手袋が必要だ。ゴルフ場の中を走ったが、芝にはうっすらと霜が輝いている。朝日を浴びながらの運動なんて久々だ。1時間ほどのサイクリングで全身はすっかり温まった。
朝食のメニューは充実している。糖質75グラム、たんぱく質30グラム、繊維質10グラムが目安となっていて、エネルギーは500~600キロカロリーほど。血糖値を上げるのが目的だ。ご飯、味噌汁の主食に加え、焼魚、ゆで野菜など皿数が多い。食べ応えのある朝食をゆっくりと味わい、午前のプログラムへと向かった。
参加者は健康ゴルフ(一般的なゴルフだが、"村"では打数を競うのではなく、歩くことを重視してこう称している)やパークゴルフを選択して、それぞれのゴルフ場へと出発。ここでは筆者が選んだパークゴルフについて紹介しよう。これは北海道の帯広発祥のスポーツで、ゴルフのミニチュア版だといえる。短いクラブでゴルフボールよりひとまわり大きな玉を打ち、カップに入れるまでの打数を競う。コースは30~90メートルほどで、起伏に富んだ場所もある。いわゆる「ミニゴルフ」と軽い気持ちで始めたが、これが意外と奥が深い。初めてプレイする人ばかりだったが、いつの間にかすっかりのめり込み、あちらこちらから歓声があがる。ゴルフが得意でない人は、パークゴルフがおすすめだ。
出発前にだされた昼食もエネルギーは500~600キロカロリーほど。糖質70グラム、たんぱく質40グラム、繊維質は10グラム程度が目安で、午後へのエネルギー補給、ビタミン、鉄分、カルシウムなどをバランスよく摂取することが目的とされている。献立は松花堂弁当。ホッキ貝、ホタテ貝などの酢の物、蒸し鶏、秋鮭焼き、炊き込みご飯などを味わった。
「健康村」オープンへ向けて
今後も「健康村」の正式オープンのため、ルスツリゾートではさらにモニタリングを行う予定だという。まずは企業や法人団体をメインターゲットとしているが、一般客のニーズを探りつつ対応していくことも大きな課題であり、そのためにも旅行業界や一般の声に耳を傾ける作業は欠かせない。また現在、コーディネーターとしてのスタッフは6名育成しているが、将来的にはさらに増やしていく予定だ。外国人客への取り込みについてもすでに進められているが、増員されれば充実化を図っていくこととなるだろう。「健康村」オープンに向けて、これから取り組むべき施策はあるものの、「すべての基本となる『人』の育成に力を入れていきたい」と加森部長は話す。
自然環境や施設に恵まれ、知名度も高いルスツリゾート。立地も北海道という国内外からつねに注目されている観光地だ。だが、好条件がそろっているからこそ、新しい取り組みを始める困難さがあるのかもしれない。じっくりと準備に時間をかけ、人材の育成を最重要視している加森部長の話を聞いていて、そう感じた。「健康村」は開村してからも成長し続ける、ルスツリゾートのテーマのひとつとなるのではないだろうか。来春が楽しみである。