オーネットが首都圏・阪神圏の20代~40代女性900人を対象に実施した結婚意識調査より抜粋した前編に続き、後編もデータから見るからこそ生々しい最近の結婚事情についてお伝えする。「結婚とは?」という人生最大の哲学に浸ってみよう。

結婚にお金は不可欠!?「お金がないと幸せな結婚生活を続けるのは難しい」8割超え

全員に「お金がないと幸せな結婚生活を続けるのは難しいか」聞いたところ、結婚経験者の84.4%、未婚者の83.1%がほぼ同率で「難しい」と回答した。さらに今の社会で結婚生活を始める際に夫婦2人でどれくらいの月収が必要かは、結婚経験者は「20万円以上30万未満」(37.1%)、次いで「30万円以上40万円未満」(33.8%)と答え、未婚者は「30万円以上40万円未満」(32.0%)、次いで「40万円以上50万円未満」(22.0%)と回答。未婚者の方が格段と高い金額を示した。具体的に結婚生活に何を重視するかについては、結婚経験者・未婚者ともに「夫婦のコミュニケーション・会話」を挙げ75.7%と最も高い。次いで「相手に誠実」「十分な収入」「共通の趣味・興味」「家事・育児分担」が上位にあがった。

20代~40代の結婚経験女性(左)と未婚女性「お金がないと幸せな結婚生活を続けるのは難しい」

結婚制度崩壊か!? 「結婚している人は、結婚していない人よりも幸せだ」は2~3割にとどまる

結婚に対するイメージにおいても「結婚している人は結婚していない人よりも幸せだと思う」に対し、「そう思う」が結婚経験者で29.6%、未婚者で20.7%に止まり、結婚への厳しい判定結果が出た。

20代~40代の結婚経験女性(左)と未婚女性「結婚している人は、結婚していない人よりも幸せだ」

時代を反映か!? パートナーの必要性にこだわらない未婚女性33.1%

全体では「(法的)結婚はした方が良い」が41.6%と、「結婚・同棲・恋人はいずれも、必ずしも必要ではない」の26.3%と上回った。特に結婚経験者は法的結婚支持が51.2%と半数を超え、一方未婚者の35.4%と比較すると15.8ポイントも上回る。未婚者は次いで「法的な結婚にこだわらないパートナー関係の必要性支持」30.0%、「パートナーの必要性にこだわらないを支持」33.1%と、結婚は必ずしもする必要性がない時代を反映してか、それぞれの考え方が均等に支持されている結果となっている。

結婚の形式を聞くと、「結婚をするなら法的な婚姻届を出し、一緒に暮らすべきだ(法律婚)」を支持する意見が結婚経験者67.1%、未婚者は58.4%。また、「夫婦別姓」容認率は75.0%、「結婚を前提にした恋人がいる場合、結婚前に同棲をした方が良い」という同棲提案率も62.0%と、法律婚支持率と同程度で高い。しかしながら「同棲は、結婚に代わる新しい家族形態だと思う」は40.0%弱となり、同社は「法律婚が主流の日本では、同棲は結婚へ至るまでの『お試し』婚と捉えられていることがうかがえる」と分析する。

20代~40代女性「結婚や同棲、恋人の必要性」

結婚経験者の63.6%には「結婚っていいな」と思えるカップルが身近にいた!

結婚経験者と結婚を経験していない未婚者の差には、「身近に恋愛・結婚について相談できる人がいる(これまでにいた)」のは結婚経験者65.3%に対し未婚者は60.9%、「身近に結婚っていいなと思えるようなカップルがこれまでにいたことがある」のは結婚経験者63.6%に対し未婚者54.2%という実態の差もあった。結婚経験者の方が身近に恋愛や結婚に対するイメージができやすい環境にあるといえる。

20代~40代女性「身近に恋愛や結婚について相談できる人がいる」(左)、「身近に結婚っていいなと思えるようなカップルがこれまでにいたことがある」

結婚には価値あり! パートナーがいる75.7%が現在の生活に満足

結果的にパートナーシップを形成している層(現在配偶者あり・同棲中・婚約中の女性)は、現在の生活満足度は75.7%が「満足している」と回答。一方、形成していない層(離死別者・結婚も同棲もしていない女性)は58.7%とやや低い。「現在の生活で気持ちの張り合いを感じているか」や「今後の生活は良くなっていくと思うか」という生活見通しについても、肯定割合はパートナーシップ形成層の方が高い結果となった。同社は「パートナーを持つことに価値があることは確かであり、結婚を望む人が結婚に至るような策が必要であることも否定できない」としている。