石原さとみが12日、都内で行われたつかこうへい作・演出の舞台『幕末純情伝』の公開稽古に参加した。

「集中力と柔軟性と記憶力が大事だと感じました。この舞台が終わる頃には、(物事に)柔軟に対応できるようになっていそうです」(石原)

幕末純情伝』は、新撰組の沖田総司が実は女だったという設定で展開される幕末の物語。1989年の初演以来、再演を重ねてきたが、つか自身が演出を手がけるのは18年ぶりとなる。

今回、沖田役を務める石原は「稽古は、ものすっごく楽しかったです。毎日、わたし一生懸命生きているなって充実していました。でも明日から本番だと思うと緊張、緊張で……」と話し、「基本的に本番が始まるまではネガティブなんですよ~(笑)」とおどけてみせた。

また、『奇跡の人』以来、2年ぶりの舞台となる石原は「(以前に出演した『奇跡の人』の)ヘレン・ケラー役にはセリフがなかったんですけど、今回はセリフが多いんです。しかも今日の朝もつかさんがセリフを変えたんですよ~」とつかワールドに少し戸惑いを見せたが、石原の恋のお相手・坂本龍馬役を演じる真琴つばさは「"沖田"には魅せられています」と石原の演技を絶賛。さらに、同作の見どころとして真琴が「一幕終盤で(石原が)"エクスタシーな女"を演じてくれるので楽しみにしてください!」と意味深発言したのに対して、「それは経験に基づいた演技ですか?」との質問も出たが、石原は「つかさんの指導ですね(笑)」と笑顔でかわしていた。

左から、吉沢悠(高杉晋作役)、石原、真琴。石原は「ものすごいものを見ていただけると思うので期待してください!」とPR

『幕末純情伝』は、新橋演舞場(東京・銀座)にて2008年8月13日(水)~27日(水)の期間に上演。詳細はこちら

『幕末純情伝』公開稽古フォトコレクション