エアバスはこのほど、エミレーツ航空に超大型旅客機「A380」を納入した。同機材は8月1日にドバイ ‐ ニューヨーク間の路線に就航する。エミレーツ航空は58機の同型機を同社に発注しており、今回が最初の納入。

今回納入されたエアバス「A380」は全489席で、ファースト・ビジネス・エコノミーの3クラス制。ファーストクラスは完全個室で、2室の機内シャワー・スパやバー設備などを備えている。ファーストおよびビジネスクラスには専用のラウンジスペースも設置。エコミークラスでもスペースを広く取り、時差ぼけを緩和する照明システムを導入するなど快適な機内空間の提供に努めたとのこと。同機はドバイ国際空港からニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港を12.5~13時間で結ぶ予定。

エミレーツ航空では今回導入される489席の機体のほか、517席の中距離路線用と604席の中距離路線用機体も発注済み。今後ヒースロー、シドニー、オークランドといった路線に順次A380を投入し、「6大陸にまたがる主要都市すべてに運航する予定」としている。