キッチン見本市Eurocucinaで見られたのは、「Living&Cooking Style」や「Living Kitchen」といったキャッチフレーズで表現し、キッチンを生活する場所、寛ぐ場所ととらえるトレンドだ。日本でも、近年LDK(リビング・ダイニング・キッチン)をワンシーンととらえる傾向があるが、「Living Kitchen」はダイニングルームが別室にあるという部分で日本のトレンドとは若干異なっている。
「Living Kitchen」をコンセプトとした空間では、キッチンから炊事場的な気配を排除し、インテリアのようにデザインした提案がスタンダード。一部ではキッチンがリビングのオブシェと化す大胆な提案も! 以下、写真と共に各社の提案を紹介していく。
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"TECHNO-LOGICAL"キッチンがブランドコンセプトのBinova社は、家具とオブジェの2つのスタイルで「Living Kitchen」を表現。上下するキャビネット、キッチン側はツールや換気扇も内蔵・リビング側からは飾り棚になっている。全部格納すればフラットなアイランドキッチンになる |
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minotti cucine社は、"minimalism(ミニマリズム)"を哲学とし、キッチンそのものの存在感を無くすことで「人が主人公になる」という"visual silence"をコンセプトにしたデザインを提案。3つのキューブが点在するだけのキッチン空間では、コンロや換気扇もキューブに収納した。※本会場ではなく、市内のショールームでの展示 |
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本棚とキッチンが融合。Living Kitchenでは換気扇も調和するデザインに(COMPREX社) |
ヨーロッパらしいクラッシック・モダンがLiving Kitchenになるとこんな感じ!?(Cadore社) |
その他、市街の会場Tortona地区では、その名も「LIVING KITCHEN」というプロジェクトの展示があった。VenetaCucine社が主催したこのプロジェクトは、デザインスクールDomusAcademyとのコラボレーションで実現したもの。8人の学生によるデザイン・レポートと3人のデザイナーによる作品展示で、キッチン革命、キッチンのNewスタンダードを提唱していた。