既報のとおり日本企業の活躍をお伝えした、世界最大のインテリアデザイン・エキジビション「ミラノ・サローネ」。そのメインイベントであるインテリア見本市「I Saloni」は、インテリアデザインの世界的なトレンド発信源だ。そこで本レポートでは、知っておきたい2008年度のデザイントレンドの潮流をつかむべく、Fiera本会場を中心に「I Saloni」のポイントをお伝えする。
「I Saloni」は、家具の「Salone Internazionale del Mobile」、キッチンの「Eurocucina」、キッチン設備の「FTK」に、バスルーム、オフィス家具を加えた5ジャンルで構成され、インテリア、と一口に言っても展示のジャンルは多岐にわたっていた。それに若手デザイナーの発表の場である「SaloneSatellite」も加わった6つ見本市が集合するメイン会場「Fiera会場」は、展示面積が東京ビッグサイト全体の約3倍となる23万平方メートルもの広さを誇り、2,450社が出展。来場者数は4月16日~21日の6日間で対前年比29%増となる34万人を超え、過去47年間で最多来場者数を記録した。このような、日本の見本市とは比べ物にならない規模に加え、各展示ブースの演出でも来場者を魅了し、盛況を博した。
まずは、家具見本市で有名ブランドの新作をチェック!
家具見本市であるSalone Internazionale del Mobileエリアは、さらにデザイン、モダン、クラシックの3カテゴリに分かれる。Cassina社など、日本でも有名な家具メーカーはデザインカテゴリに集まっており、中でもハイステイタスなブランドのFENDI社のブースは注目の的だった。
Cassina社やCappellini社などの有名ブランド各社を傘下に持つ老舗メーカーPoltrona Frau社は、総勢7ブランドによる大規模な展示を本会場で行った。
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Poltrona Frau社の新作ソファは星座の名前を冠した「CASSIOPEA」。個々のパーツがさまざまな形で連結できるシステムで、部屋の広さを問わない想像力に富んだ作品だ |
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Triennale会場 |
創業80周年を迎えるCassina社は、Poltrona Frauグループ一員としての本会場展示のほか、Triennale会場にもブースを展開した。「made in Cassina」と題し、80年間に20人以上のデザイナーによって生み出された100作品を展示することで、Cassinaワ-ルドを探検できるようにした。また、自社のショールームでは趣向を変え、工場倉庫をイメージした空間で作品をパレットに乗せて展示。工場倉庫からいつでも出荷できるというイメージの演出が面白い。新作ではPhilipe Starck作品などと並んで吉岡徳仁の「HEAVEN」も発表された。
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吉岡徳仁(写真右)がデザインしたCassinaの新作「HEAVEN」。天国にいるように心地よく包まれた感触 |
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Mario Belliniデザインの「BULL」。微妙な曲線が美しい、皮張りの椅子 |
Philippe Starckデザインの「VOLAGE」、エレガンスやラグジュアリーを失わずに快適な日常を送るためのソファ、アルミの足の見せ方がStarckらしい |
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MOROSO社のブース |
赤い看板と暗くした照明が印象的なMOROSO社のブースは、松下電工のブースと同じパトリシア・ウルキオラとマルティノ・ベルギンズのデザイン。パトリシア・ウルキオラは同社のメインデザイナーとして、Bohemianコレクションなどを手がける。ここにも、吉岡徳仁の新作「Bouquet」チェアーが登場した。昨年発表した「Panna」チェアーは新しいカバーリング。
ligne roset社は、IngaSenpeによる「MOEL」のニューモデルを展示。








