JTB西日本はこのほど、エコロジーを考えたオリジナルブランド旅行企画「LOVEARTH ~eco旅 ええ旅 できることからはじめよう~ 」を、一般団体・教育旅行団体向けに発売した。

同企画は旅を楽しみつつ、エコロジーに貢献するというもの。"CO2ゼロ旅行"と称し、旅行代金などの一部を自然エネルギーの発電費用にあてることで、旅行の移動で排出するCO2を相殺するという、カーボンオフセットの考え方に基づいている。自然エネルギー購入費用の負担額はコースによって異なる。例えば兵庫県・豊岡市の国内旅行企画「コウノトリと暮らすまち豊岡を訪れる」コースの場合は500円相当(1名の負担額)とし、JTB西日本自身もバス1台当たり約1万5,000円の費用を負担する。自然エネルギー購入の証明としてグリーン電力証書を1団体につき1枚を発行。海外旅行企画に関してはCO2を相殺するには負担額が高額になるため、全体の6%のCO2オフセットを目指すとしている。

同企画の第1弾として設定されたコースは国内旅行3コース、海外旅行3コースの計6コース。いずれも自然を体験し、環境問題への意識を高める企画となっている。国内旅行企画「沖縄の珊瑚礁を救え!」コースは、国際珊瑚年である2008年に、地球温暖化による海水温の上昇や珊瑚を食べるオニヒトデの大量発生による沖縄の珊瑚礁が危機に瀕していることへの認識・学習をしてもらうというもの。実際に珊瑚礁移植も体験する。料金は5万9,000円~(12月出発・往復航空機大阪発着・2泊2朝食付)。

その他、参加者1人ずつに、土に還元できるプラスチックで作った特製ネームタッグをプレゼントする特典付としている。

参加者1人ずつに配布する特製ネームタグ