櫻井校長とムーくんに見送られて武蔵台小学校を後にした一行は、ゴールである東京都庁を目指す。途中通った中野通りは、延々と桜並木が続く都内屈指の桜の名所。これもまた街路樹だ。折からの好天に恵まれ、桜は満開。ここでも、時ならぬお花見気分が味わえた。

帰路の沿道にはサクラの街路樹。どこまでも満開のサクラが続く

ゴールの東京都庁に到着

「環境局は都民とコミュニケーションしたい」

到着した都庁では、吉川和夫環境局局長がご挨拶。「緑はすべての病を癒す」という古代ギリシャの医聖ヒポクラテスの言葉を引き合いに、緑の東京の重要性を訴え、都民の参加こそが「緑の東京10年プロジェクト」のポイントだと強調した。「環境局は都民とコミュニケーションしたい局。よくなった、おかしい…、何でもどんどん声をいただきたい」(同氏)の言葉が印象的だった。

都民の皆さんの声をいただきたいと、吉川環境局局長

さっそく「緑の東京募金」に募金する参加者も

緑増加への東京都の取組みを駆け足で見て回った「緑の東京バスツアー」、参加者の半数は「緑の東京10年プロジェクト」を知らなかったが、ツアー参加後のアンケートでは7割の人が「理解できた、今後とも東京の緑に関わっていきたい」と答えた。また、同様のツアーがあればまた参加したいと答えた人は、8割にも上った。参加者の多くが、東京の緑が増えていることに驚き、東京都の地道な取組みを再認識した一日だった。