スターウォーズ・サーガにまた新たな一章が加わろうとしている――米Lucasfilmは12日(現地時間)、「Star Wars: The Clone Wars」の全米公開日が8月15日となったことを発表した。Clone Warsは全編3Dレンダリングのアニメーションで制作されたスターウォーズシリーズの最新作で、劇中で語られた「クローン戦争」にフォーカスを当てたもの。ちょうどエピソード2(クローンの攻撃)とエピソード3(シスの復讐)の中間エピソードにあたる。2003-2004年にかけて米Cartoon Networkで2Dアニメーションが放映されたが、今回は3Dレンダリングでビジュアルを一新し、新シリーズとして提供される。

3DアニメのClone Warsは、Lucasfilm、Warner Bros. Pictures、そしてCartoon Networkの親会社にあたるTurner Broadcasting Systemの提携で制作されている。新3部作でおなじみのアナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、パドメ・アミダラといったキャラクターのほか、アナキンと同じパダワンの新ヒーロー「アーソカ」なども登場する。もちろん敵方にあたるダース・シディアス、ドゥークー伯爵、グリーヴァス将軍といったキャラクターも健在だ。クローン大戦をベースにしたスターウォーズ新章は、こうした新旧ヒーローが入り交じったオリジナルストーリーで展開されることになる。

Lucasfilmによれば、8月15日の全米での劇場公開を皮切りに、同年秋より1話30分のTVシリーズ "mini-movie" をCartoon Networkで展開していく予定だという(TNTでも放送予定あり)。また劇場版を含む新作アニメの世界公開も計画しており、公開日は公式サイトのStarwars.comで間もなくアナウンスされる見込みだ。

新作アニメ公開にあたり、同作のエグゼクティブプロデューサーでスターウォーズシリーズ生みの親であるジョージ・ルーカス氏は「わたしはStar Warsについて語り切れていないストーリーがまだたくさんあると感じていた。それらの一部をアニメーションを通して語り始めたいと熱望しており、また芸術としてのアニメーションをアピールしていきたいとも考えている」とファンに対してコメントを残している。

全世界のスターウォーズファンにとって熱い夏がやってくることになりそうだ。