ヤマハ発動機は、アシストの切り替えを自動で行なう機能を搭載し、パワフルでなめらかなに走行できる電動アシスト自転車の「PAS(パス)」シリーズについて、バッテリー性能の向上やアシスト制御プログラムの見直し、装備の充実などを図った2008年モデルを2月20日より順次発売する。価格は7万9,800円から12万2,800円。

2008年モデル 「PAS リチウム」

1993年の初代ヤマハ「PAS」登場以来、ヤマハ発動機ではPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきた。現在PASは、主婦層やシニア層を中心に、通勤・通学などに使用する若年層や男性まで幅広く支持されている。

2008年モデルの「PAS リチウム」シリーズの主な特長は、(1)リチウムイオンバッテリーの容量を従来比約8%増量し、併せてサイクル寿命の伸長、低温特性の改善などバッテリー性能を向上、(2)アシスト制御プログラムを全面的に見直し、メリハリのある走行感覚を実現、(3)上記バッテリー性能の向上とアシスト制御プログラムの見直しにより、1充電あたりの走行距離が約25%向上した(標準モード・オートエコモードプラス使用、一般路走行パターン)。また、(4)各機種別のカラーリングやグラフィック、(5)扱いやすい新グリップシフトなど、自転車部品の仕様を向上した。なお、ベーシックモデルの「PAS」についても、アシスト性能の進化と、より使いやすい自転車部品の仕様向上を図っている。

機種構成を見ると、1本パイプのシンプルな「PAS」、スポーティな2本ストレートフレームの「PAS CITY-S」、デザイン性の高いループ型フレームの「PAS CITY-F」の3種類。ホイールは「PAS CITY-S」が27型、「PAS CITY-F」が26型で、「PAS」系には26型と24型が用意される。また「PAS リチウム L」「PAS CITY-S リチウムL」には新デザインの「1W ホワイトLED バッテリーランプ」「LED ソーラーテールライト」が、「PAS CITY-S」系には、握り心地を向上させた新コンフォートグリップ、スポーティな新スーパーコンフォートサドルが装備される。変速は全車共通のリアハブ内装三段式となる。

モーターは全車240WのブラシレスDCモーターを搭載。バッテリーは3種類あり、ベーシックモデルの「PAS」がニッケル水素電池(24.0V/3.1Ah)、「PAS リチウムL」「PAS CITY-S リチウムL」が大容量のリチウムイオン電池(25.9V/8.1Ah)、その他がスタンダードのリチウムイオン電池(25.9V/4.0Ah)となる。充電時間は「リチウムL」タイプが約4時間、その他が約2時間。1充電の走行距離は「リチウムL」タイプが約72km、通常リチウムタイプが約38km、ニッケル水素の「PAS」が約32kmとなっている(いずれも標準モード、一般路走行パターン)。

PAS リチウム 9万9800円 2008年2月20日発売 ※アッシュゴールド

PAS リチウムL 12万2800円 2008年3月17日発売 ※パールホワイト

PAS CITY-S リチウムL 12万2800円 2008年3月17日発売 ※チャコールグレー

PAS CITY-S リチウム 9万9800円 2008年2月20日発売 ※ボルドーレッド

PAS CITY-F リチウム 9万9800円 2008年2月20日発売 ※モークベージュ

PAS 7万9800円 2008年3月17日発売 ※レッド

新グリップシフト

ディンプルキー採用の「一発二錠」

大型ステンレス製バスケット(PAS CITY-SリチウムL)

新デザインの1WホワイトLEDバッテリーランプ(リチウムL)