ボーズは、NISSAN GT-Rに「Boseサウンドシステム」が採用されたことを発表した。

GT-Rのためだけに専用設計された「Boseサウンドシステム」

一般的なカーオーディオが、車両ができ上がってからそこにあわせて作られるのに対して、Boseサウンドシステムでは、自動車メーカーと同社のエンジニアとにより、その車種の開発初期段階から、サウンドシステムの開発も同時進行させるという「クリーンシートアプローチ」という手法が採られている。これにより、各車種の車内空間にマッチしたサウンドシステムを実現する。そのため、同じBoseサウンドシステムといっても、車種ごとに搭載されるアンプやスピーカーの種類などは異なり、また車種によっては2ch、5.1chといったシステムの違いもある。

GT-Rに採用されているBoseサウンドシステムは、MP3/WMAの再生機能を搭載したCD一体型AM/FM電子チューナーラジオにアンプと11本のスピーカーを組み合わせた2chオーディオシステム。スピーカーはダッシュボード中央に1本とリアシェルフに2本搭載される8cm中高域用ネオジウムスピーカー、左右ドアに搭載される、2.5cmネオジウムツイーター/8cm中音域用ネオジウムスピーカー/16cmネオジウムウーファーが各1本ずつ、さらに、リアシートバック内に200Wのスイッチングアンプを内蔵した23cm Ndウーファーが2本という組み合わせとなっている。

Boseサウンドシステムは、GT-R Premium editionでは標準搭載となり、GT-R Black edition、GT-Rでは、メーカーオプションとなる。メーカーオプションの価格は31万5,000円。