ヤマハ発動機は、ロードレース競技及びサーキット走行専用モデル「YZF-R1レースベース車」と「YZF-R6レースベース車」、および市販ロードレーサー「TZ250」「TZ125」を発売する。いずれも受注期間は11月12日~12月5日、発売は2007年12月10日から。いずれも販売は全国の「ヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店」が窓口となる。
レースベース車は、どちらも欧州向けの「YZF-R1」「YZF-R6」をベースに保安部品を外したもので、エンジンなどのチューニングは行なわれていない。公道走行は不可であり、保証(クレーム)の対象外商品となる。車体色は両モデルともブラックメタリックX(ブラック)の1色のみ。サーキット走行専用部品の「ワイヤーハーネスセット」と「ECU」(FIマッチングソフトウェア含む)を付属する。
「YZF-R1」は、2007年のスーパーバイク世界選手権でコンストラクターズチャンピオンを獲得したモデルで、仕様は2007年型からの継続となる。YZF-R1 レースベース車の価格は105万円、販売台数は限定38台。
「YZF-R6レースベース車」は、「YCC-I(ヤマハ電子制御インテーク)」や「YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)」を搭載し、量産二輪車初のマグネシウム製リアフレームを採用した2008年モデル「YZF-R6」をベースにしている。価格は89万2,500円、販売台数は限定50台。
市販ロードレーサー「TZ250」と「TZ125」は、サーキット走行専用のモデル。当然公道走行はできない。TZ250は2006年、2007年の全日本ロードレース選手権GP250クラスでチャンピオンマシンに輝くなど、高い戦闘力を示しており、TZ125ともに2008年モデルは継続仕様となる。なお「TZ250」は2007年モデルにおいて、従来の鋳造マグネシウムホイールに替えて鍛造マグネシウムホイールを採用した。TZ250の価格は210万円、販売台数は限定18台、TZ125の価格は104万7,900円、販売台数は限定7台となっている。