セガは25日、現在発売中のプレイステーション 3専用ソフト『忌火起草(いまびきそう)』を原作とした映画化プロジェクトを始動すると発表した。ハリウッドでも評価の高い映画プロデューサー・一瀬隆重氏による世界を視野に入れたプロジェクトだという。

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『忌火起草』は、画像に揺らぎや動きが感じられる"リアルタイムエフェクト"や、ドルビーデジタル5.1chサラウンドによるリアルな質感が見もののサウンドノベルホラー。「ビジョン」という薬を遊び感覚で手に入れた若者たちが次々と謎の焼死を遂げる中、その災いに巻き込まれたヒロインが、諸悪の根源を断ち切るために、祟り渦巻く屋敷に入っていくという内容だ。

プロジェクトの中心となる一瀬隆重氏は、興収80億円を記録し全米でも大ヒットした『リング』(1998年)などを手がけ、"ジャパニーズホラー"を世界に知らしめた人物。ハリウッドから最も注目されている日本人プロデューサーのひとりでもある。現在、一瀬氏がプロデュースしている作品には、落合正幸監督の『SHUTTER』(2008年全米公開予定)や、紀里谷和明監督の『GOEMON』(2009年公開予定)などがある。

一瀬氏について、セガ執行役員 国内CS事業部長の宮崎浩幸氏は「『忌火起草』の映画化においては、まさに望みうる最高のプロデューサーだろうと思います。氏の手腕をもって、『忌火起草』がどういう作品に生まれ変わるのか、一人のユーザーとしても楽しみにしております」とコメントを寄せている。