夏焼雅

――デビュー曲『ホントのじぶん』の魅力を教えて下さい。

夏焼 : すごく元気や勇気をもらえる曲なんです。「♪ホントのじぶん 出て来いよ 隠れてないで♪」という歌詞が出てくるんですけど、わたしも、自分自身の気持ちを隠してしまうことがあるので、この歌を唄うたびに「もっともっと前向きに自分の気持ちを出していこう」という気分になっちゃう。自然と歌ってる声にも強い感情が入っていくんです。そういう細かい声の表情まで楽しんでもらえたら、嬉しいです。

鈴木 : この歌には「がんばれ!」や「わかる」というセリフのようなかけ声が入ってるんですけど、それがとっても新鮮でしたし、歌で「バカヤロ!」と唄うのも初めてだったので、自分の中では大きなチャレンジでした。自分の違った一面を出せた楽曲になったと思います。

――共感した歌詞はありますか?

鈴木 : 「当たって砕けろ」的な想いを歌っていくじゃないですか。しかもそれを、ポップでパンキッシュな曲調に乗せて歌っていくので、歌っているとわたし自身も前向きな気持ちになっていける。そこが好きです。あと、自信を失くしたときにこの曲を聴くと、「やってやれ!」という気持ちになっていくんです。「できるはず!!」と、自分の気持ちに勇気を与えてくれるんですね。そうやって、自分自身にも言い聞かせられる歌なのが、いいですね。

嗣永 : とっても前向きな気持ちにさせてくれる歌。今まで素の自分を出せなかった人も、この曲を聴いたら自分の気持ちをどんどん出してポジティブになっていける……そんな楽曲だと思います。個人的に一番のお気に入りが、自分が「バカヤロ~!!」と叫んでいるところ。そんなこと、普段ではなかなか言うことがないから、新鮮でした。叫んだときには、けっこうスッキリしましたよ(笑)。だから、皆さんがこの歌を通してスッキリしてくれたら嬉しいです。

鈴木愛理

――『こころのたまご』はどんな曲?

嗣永 : 『こころのたまご』は、「♪ドゥル ドロッ ドロゥン♪や♪ちっぷ しろっぷ ほいーぷ♪」という呪文から歌が始まるんですけど、この発音がすっごく難しかったんですよ。そのぶん、呪文の部分には注目して聴いて欲しいなって思います。楽曲自体も、すっごく可愛い感じですしね。歌詞で注目してたのが、「♪いきたいようにいけばいいじゃん オトナにはわかんない 信じる道をいけばいいじゃん まちがったっていい♪」という部分。わたしはまだ15歳だし、「その道が正しかろうと間違ってようが、とにかく信じた道を突き進めばいい」という真っ直ぐな気持ちは、今だから言えることなのかなって気がするんです。その歌詞にわたしはグッときたので、わたしも信じた想いのままに進んでいこうという気持ちになれました。

鈴木 : わたしも、始めと終わりに出てくる呪文が、すっごい頭の中でリピートし続けてるんです。ここは聴いた人たちにも、絶対一番最初に覚えてもらえる部分だと思う。

鈴木 : 『こころのたまご』は、すっごく可愛い曲なので、キュートな気分で歌いました。歌詞の面では、日奈森あむちゃんの気持ちがそのまんま書いてあるんですね。同時に、女の子なら共感できる言葉もいっぱい入ってるな~という気がします。歌詞の中に「心配しなくていい」、「がんばりすぎないで」という応援メッセージも出てくるんですけど、そういう言葉が、自分自身を励ましてるようにも聞こえてくるんです。わたしたちもそこを唄うときは、言い放つような唄い方というか、聴いてくれる人たちに「なんとかなるじゃん!」と投げかけるように歌っていきました。

夏焼 : 「♪クールで強くてカッコいい イケてると言われていても ほんとはそんなでもないし フツーに女の子だもん♪」という歌詞は、あむちゃんの気持ちそのまんまなんですよ。わたしの気持ちにも似てるんです。だから歌ってて、すっごく歌詞に共感してしまうんですね。実際に唄っているときも、「自分の気持ちのままに唄えてるな~」という気持ちでした。そうやって、いろんな人たちが、自分に置き換えて聴いてくれたら嬉しいです。