東京・代官山のカフェ「Sign daikanyama」(企画・運営: TRANSIT GENERAL OFFICE INC.)は2日から31日まで、トム・クルーズやキャメロン・ディアスといったハリウッドセレブらを虜にしているという料理人、ビル・グレンジャー氏のカフェイベント「bills cafe supported by 野菜の戦士」を開催している。同氏は1993年、22歳の時にシドニー郊外にてレストラン「bills」をオープンさせて以来、順調に店舗数を伸ばし、現在ではオーストラリアで3店舗を展開するオーナーシェフとなっている。今回のイベントでは、そんな同氏の料理の数々を31日までの期間限定で提供する。

オーストラリアのスターシェフ、ビル・グレンジャー氏

看板メニューは朝食、とりわけスクランブルエッグの人気が高い。とろけるようにクリーミーな味わいが特徴だというこの料理によって、「シドニーのエッグマイスター」とニューヨークタイムズに評された。評判が評判を呼び、同氏の店はトム・クルーズやキャメロン・ディアスらハリウッドセレブも足しげく通う超人気店へ成長していったとのこと。

そんな同氏のもとには海外からの出店オファーが絶えないというが、初の海外出店地として選んだのが日本。2008年3月には、神奈川・七里ガ浜に「bills shichirigahama」(仮)をオープンさせる予定となっている。今回のイベントはその前段階として、大塚チルド食品の植物性ヨーグルト「野菜の戦士」の協力のもと開催。前述のスクランブルエッグ「有機栽培のフリーレンジ卵を使ったスクランブルエッグ グラブラックスサーモン、トースト」や、レオナルド・ディカプリオも大ファンという「リコッタパンケーキ ハニーコームバター」など様々なメニューが提供されている。なお、全てのフードメニューには「野菜の戦士」が無料でセットされる。

左がスクランブルエッグ、写真上はスイートコーンフリッター

2日のオープンに先駆け、1日にはプレス向けイベントが開かれ、同氏によるデモンストレーションも行われた。「スクランブルエッグはひたすら混ぜる料理と思っているでしょ? 僕のスクランブルエッグはしばらくの間、静かに置いておくことで完成するんだよ」と解説。そのコメントの通り、卵液をフライパンに流し入れた後は、じっとフライパンを見守る同氏。その後、木ベラで優しく折りたたむように卵を混ぜていたのが印象的だった。

折りたたむような感覚で卵を混ぜるビル・グレンジャー氏。完成したスクランブルエッグを持って「誰か試食したい人はいませんか~」と声掛け

次に取りかかったのがパンケーキ。「ベーキングパウダーとリコッタチーズ、泡立てた卵白(メレンゲ)によって、ふんわり食感になるんだ」と話しながら調理する同氏は、料理が好きで好きでたまらないといった雰囲気で、会場は一気にリラックスムードに包まれていった。試食した人々からは「おいしぃ~! 」との歓声にも似た声があがっていた。

パンケーキを楽しそうに焼くビル・グレンジャー氏。写真上は「Sign daikanyama」

また、WOWOWでは同氏の番組「朝からウマい! ビルの幸せブレックファスト」が毎週土曜7:30から放送しており、こちらも注目だといえるだろう。

「bills cafe supported by 野菜の戦士」のメニュー
ブランチメニュー(11:00~14:00)
メニュー名 価格
「有機栽培のフリーレンジ卵を使ったスクランブルエッグ グラブラックスサーモン、トースト」 1,000円
「リコッタパンケーキ バナナとハニーコームバター」 1,200円
「パブロバ 世界遺産オペラハウススタイル ストロベリー&生クリーム」 800円
「アンザックビスケット」 1枚200円・テイクアウト3枚500円
「ローズウォーター入りレモネード」 700円
グランドメニュー(14:00~22:00)
メニュー名 価格
「有機栽培のフリーレンジ卵を使ったスクランブルエッグ グラブラックスサーモン、トースト」 1,200円
「リコッタパンケーキ バナナとハニーコームバター」 1,200円
「スイートコーンフリッター ローストトマト、ほうれん草、ベーコン」 1,350円
「和牛バーガー ズッキーニピクルス、フレンチフライ」 1,600円
「サーモンのソテーとグレープフルーツのサラダ」 1,300円
「海老と唐辛子のリングイネ」 1400円
「パブロバ 世界遺産オペラハウススタイル ストロベリー&生クリーム」 800円
「アンザックビスケット」 1枚200円・テイクアウト3枚500円
「ローズウォーター入りレモネード」 700円