ソニーは10日、"踊るミュージックプレーヤー"とも言える新製品「Rolly(ローリー)」を発表した。音楽再生と同時に"動き"も楽しめるRollyは、オーディオ技術とロボット技術を併せ持つソニーらしい製品である。今回、この製品を試用することができたので、早速レポートしてみたい。

「Rolly(SEP-10BT)」

まずは各部をチェック

まずは本体の各部を見ていこう(※今回試用したものは発売前のため、実際に発売される製品と異なる可能性があることを予めお断りしておく)。

製品パッケージはシンプルな箱

箱を開けるとRollyが現れる

「Rolly(SEP-10BT)」の特徴は、そのシンプルなインタフェースだ。一般的な液晶ディスプレイなどは一切搭載しておらず、操作ボタンも実質「プレイボタン」1つのみだ。詳しくは後述するが、Rollyでは本体を押したり回したりといった直感的なユーザーインタフェースが採用されている。ちょっと"もどかしさ"もあるが、簡単で分かりやすい操作方法と言えるだろう。

操作ボタンは上部の「プレイボタン」のみ。手前には電源スイッチが見える

この場所にUSBポートが隠されており、PCと接続して充電や曲の転送が行える

本体下部には充電用の端子が見えるが、これを利用するにはオプションの充電専用クレードルが必要

付属のスタンドには充電機能はない。ただ置くことしかできないので、あまり使わないかも

スピーカは、ネオジウムマグネット採用のソフトドームスピーカを、本体の両側面に逆向きに配置(180度水平対向型)。音の指向性が少ないので、ユーザーはどの位置からでも、良いサウンドを楽しむことができるという。ちなみにこのスピーカは普段はフタで隠されており、音楽再生時にのみパカッと現れる。細かいところだが、ちょっとかっこいい。

音楽再生時には、両脇のソフトドームスピーカが現れる

スピーカは直径約20mm。最大出力は1.2W+1.2Wだ