松丸常務理事は「デジタル・シューティングの競技者数はまだまだ少ないが、2007年10月9日より行われる第62回国民体育大会・秋田わか杉国体の国体に正式種目として導入されたことで、今後はオリンピックでの採用も視野に入れながら競技人口を増やしていきたい。また、ライフル射撃の競技人口を増加させ、有望な選手の発掘を進め、国際的な選手の育成を図ることができれば」と期待を込める。
デジタル・シューティングは鉛の弾が飛散するなどによる、環境への負荷も心配されないほか、音声標準機能が装備されているので視覚障害を持つ方でも使用することが可能。このため世界からも注目され、海外から問い合わせの連絡も来ているようだ。日本ライフル射撃協会の坂本剛二会長は「射撃は世界中で競技参加者数も多く、非常に人気のある競技であるが、日本ではメジャーなスポーツとはいえない。デジタル・シューティングは安全で楽しめる、世界に例を見ないスポーツであり、一般の方にその安全性や楽しさをご理解していただきたい」と述べた。
デジタル・シューティングは、東京都目黒区の目黒区立中央体育館や、京都府京都市の國友デジタルスポーツ射撃場などで楽しむことができる。練習会場や利用時間などは専用サイトで確認することができるので是非チェックしていただきたい。またデジタル・シューティングの機器の取扱店も公式サイトで紹介されているが、デジタルピストルが約18万円、デジタルライフルが約37万円、デジタルターゲットが約27万円と高額。ただし、レンタルも可能でその場合は、デジタルピストルが1日5,250円~、デジタルライフルは1日7,875円~となっている。なお、パソコンはレンタルのセットに含まれないようだ。安全ですぐに楽しめるデジタル・シューティング。是非一度試してみてはいかがだろうか。