京極堂シリーズの第2弾として刊行され、第49回日本推理作家協会賞を受賞、現在までに500万部以上を売り上げているという京極夏彦の『魍魎の匣』が映画化される。配給元のショウゲートは8日、公開日を12月22日に決定したことを発表した。

キャストには堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈といった豪華メンバーが顔を揃えている。ヒロインを演じるのは黒木瞳。そして『突入せよ! あさま山荘事件』(2002)や『狗神』(2001)の原田眞人が監督・脚本を担当するなど、話題の尽きない作品だ。

戦後間もない東京、美少女連続殺人事件が世間を騒がせている。引退した元女優・陽子 (黒木瞳)の娘も姿を消し、探偵・榎木津(阿部寛)は行方を追う。一方、作家・関口(椎名桔平)と記者・敦子(田中麗奈)は、不幸をハコに封じ込める教団の謎に迫る。さらに巨大なハコ型建物の謎を追う刑事・木場(宮迫博之)も登場。事件に関わる人間たちが古書「京極堂」店主・中禅寺(堤真一)の元へ集まってくる。3つの事件に関わるハコに隠された恐るべき謎を、果たして京極堂は解き明かせるのか……?

近日発売される前売り券には、買うと必ず"脳良の匣"なるものが付いてくる。これ、実はルービックキューブ。脳に良い、ということで"脳良の匣"である。3つのハコの謎に挑戦する前に、軽く頭をほぐしておくのもよいかもしれない。

こんなに和風なルービック・キューブは貴重かも

(C)2007「魍魎の匣」製作委員会