トヨタ自動車は30日、スタイリッシュなコンパクトカー「イスト(ist)」をフルモデルチェンジし、全国のネッツ店より発売する。価格は165万9,000円から199万5,000円。8月25日、26日に各販売店にて店頭発表会が行なわれる。また、イストをベースとする福祉車両の「ウェルキャブ」シリーズもモデルチェンジを受けた。こちらは174万3,000円から222万円。

イスト150G ※オプション装着車(ボディ色:ディープアメジストマイカメタリック)

2002年5月に発売した初代イストは、お洒落なコンパクトカーとして好評を博してきた。2代目となる今回のモデルは、団塊ジュニア世代を中心購入層に想定し、軽快さや取り回しの良さに加え、2ボックスとSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)を融合させたデザイン、新搭載の1.8L(リッター)エンジンなどにより、力強さや躍動感も兼ね備えたとしている。

新型イストは3,930mmしかないコンパクトな全長と、3ナンバーサイズ(1,725mm)まで拡大した全幅、16インチ大径タイヤにより、踏ん張り感・安定感のあるデザインが特長。インテリアは滑らかな曲面を描くセンタークラスター、レーダーをイメージさせるメーターなど、斬新なデザインを追求したという。

搭載エンジンは、初代の1.3L/1.5Lから、1.5L/1.8Lへと排気量をアップ。1.8Lエンジンは可変バルブタイミング機構「Dual VVT-i」を採用し、4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。1.5Lモデルには新たに自動無段変速機を採用した。マニュアルトランスミッションは用意されない。

安全面では、2トンクラスの車両との55km/hでの全方位カーツーカー(Car to Car)衝突試験を行うなど、衝突時の衝撃を骨格部材に分散し、吸収するボディ構造を採用。合わせて全車にSRSサイド&カーテンシールドエアバッグ、新開発のアクティブヘッドレストを標準で装備した。環境面では、全車とも国土交通省の低排出ガス車認定制度「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得。1.5L 2WD車では「平成22年度燃費基準+10%」を達成した。燃費は1.5L 2WD車が18.0km/L、1.5L 4WD車が16.6km/L、1.8L車が15.4km/Lとなっている。

イスト150X ※オプション装着車(ボディ色:ホワイトパールクリスタルシャイン)

イスト180G (ボディ色:カッパーマイカメタリック)

イスト180G インパネ

イスト150G 内装 (内装色:グレー)

SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ

アクティブヘッドレスト