トヨタは、ヴォクシーとノアをフルモデルチェンジし、発売を開始した。環境性と動力性能を両立した新動弁機構「バルブマチック」採用2Lエンジンなどを採用したほか、ワンタッチで折りたたみと跳ね上げが可能な「ワンタッチスペースアップシート」や、セカンドシートが外側方向に回転し、チャイルドシート脱着を容易にする「チャイルドケアモード」などを搭載する。いずれも2WD(FF)で、価格は199万5,000円~265万5,000円。全モデルに200,000円~220,500円高で4WDモデルも用意される。

VOXY ZS(2WD)

NOAH G(2WD)

ヴォクシー、ノアは、2001年11月に発売後、今回のモデルチェンジで2世代目。快適性や使いやすさをベースに、ヴォクシーはクールさを、ノアは親しみやすさを強調しているという。新モデルでは、世界初のシートの折りたたみから跳ね上げまでがワンタッチで行える「ワンタッチスペースアップシート」を3列目シートに採用したほか、セカンドシートは外側方向に向かって回転してチャイルドシートの脱着が容易になる「チェイルドケアモード」を搭載する。またステップを低くして、チャイルドグリップを設けるなど乗降性を追及しているという。セカンドシート中央席には折りたたみ機構を備え、ウォークスルーが可能となる。

また、全車に動弁機構「バルブマチック」を搭載した新開発の2Lエンジンを設定。クラストップレベルの低燃費と快適な走りを実現したという。トランスミッションには、Super CVT-iを組み合わせ、バルブマチック搭載2L車にはパドルシフト付きの7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを採用する。

またCO2削減を念頭に燃費向上を図り、14.2km/l(10・15モード走行)を実現し、全車で「平成22年度燃費基準+20%」を達成したほか、NOxやNMHC(非メタン単価水素)も低減して、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定を取得、グリーン税制による減税措置対象車となる。