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すでに4台中3台に普及しているというETC。主に半額以下になることもある時間帯ごとの割引と、利用額の合計による割引があるが、多くのケースでこの2つを併用できるのもこのサービスの魅力だ。基礎知識をふまえて、より"オトク"な旅をしよう。
ETCの基礎知識
「早い」「安い」「便利」の三拍子が揃ったETC。ETCレーンをスイスイと通れるだけではなく、ETC専用の出入り口である「スマートIC(インターチェンジ)」も増えている。ぜひ積極的に利用して、お金も時間も得をしてほしい。
ETC利用のための必須アイテムはETCカード。クレジットカード会社と契約した後に発行されるものと、クレジット機能のない「ETCパーソナルカード」(保証金が必要、使用目的は有料道路の通行料金の支払いに限定)がある。クレジット会社のETCカードは年会費無料という宣伝が多いが、親カードや2年目以降の年会費は有料というケースも少なくないので注意してほしい。なお、ETCパーソナルカードは1枚あたり1,200円の年会費が必要だ。
これらのETCカードは使用するだけで時間帯別の「通勤割引」や「早朝夜間割引」「深夜割引」など、事前申込不要の割引を受けることができるほか、レンタカーなど、マイカーのない人でも利用できる。一方、最大で50,000円分の実績に対し8,000円分の還元を受けることができる「ETCマイレージサービス」は事前申込が必要。申込時に車載器管理番号、車両番号などの登録も必要なため、自分の車を持たない人は登録ができない。このサービスに登録すると、2006年4月に全面廃止になったハイウェイカードの残高を吸収して、使い切ることもできる。
ETCの魅力は、時間帯別の割引とETCマイレージサービスを組み合わせて使うことができる点にある。深夜割引など、割引率の高いものと組み合わせるとトータルの利用料金が半額以下になるケースもある。なお、2007年4月16日現在、トヨタレンタリースの乗用車と、ニッポンレンタカーの乗用車・ワゴン全車(ただし、沖縄県の場合は数に限りがあるためオプションサービス扱いとなる)において、ETC機能の付いたレンタカーが借りられる。またETC車載器は、最近では普及機クラスなら1万円弱まで価格が下がっており、「ETCらくらく導入キャンペーン」を使えば「車載器本体+セットアップ料+(取付がある場合は)取り付け料」に助成額が割引されてお得だ。