フュージョン・ネットワークサービスは、Ajaxで動作するWebベースのOS「スタートフォース」のβ版を提供している。米StartForceが独自に開発を進めるWeb OSを快適な日本語環境で実現したスタートフォースに、正式版プレミアムサービスの登場が迫りつつある中で、同サービスの核心に迫ってみたい。

いきなりすぐ使えるユーザーインタフェース

スタートフォースα版は、昨年5月にリリースされ、わずか1週間で6,000ユーザーが登録、利用を開始する勢いが見られたという。Windows/ Mac OS/ Linuxに対応しており、Internet Explore 6.0(IE6)以上またはFirefox 1.5以上のブラウザとブロードバンド接続環境さえあれば、だれでも無料で利用することができる。現在は、昨年11月より提供が開始された、スタートフォースβ版を利用可能となっている。

スタートフォースのログイン画面

スタートフォースを利用するにあたっては、簡単なユーザー登録を済ませておく必要がある。トップページにアクセスして、「新規登録 ログイン」ボタンをクリックするとログイン画面に移行する。

まずは「ユーザIDの新規登録」をクリック。好みのユーザーIDや設定パスワードの入力、スタートフォース利用規約への同意、氏名やメールアドレスなどのプロフィール入力と、3ステップで簡単に登録できるようになっている。登録後に届くメールに記載された登録完了用リンクをクリックすると、登録の完了を示すページが開く。

ユーザーIDとパスワードの入力画面

氏名やメールアドレスなどのプロフィール入力画面

再びログイン画面から、登録したユーザーIDとパスワードを入力すれば、数秒でスタートフォースが起動するようになっている。起動して展開するデスクトップ画面を見て、特にWindows XPユーザーの多くは、少し驚かれるかもしれない。アイコンの表示、タスクバーの配置、スタートボタンをクリックして表示されるメニューのデザインに至るまで、いつも自分が利用しているWindowsのインタフェースとの違和感がなく、すぐにストレスなくスタートフォースを使いこなせてしまう感覚にとらわれる。

スタートフォースのデスクトップ画面

Windowsインタフェースとの違和感もなく、すぐに使いこなせそう…

ブラウザ画面内に、もう1つのデスクトップ環境が広がっているような使用感だが、できるだけ広く利用するためにも、ブラウザの全画面表示機能を活用することをお勧めする。デスクトップ上で右クリックして「デスクトップ設定」を選択するか、「デスクトップ設定」アイコンをダブルクリックすると、設定画面が立ち上がり、好みの壁紙に変更できる。また、タスクバーをドラッグすると、Mac OSライクに、常にデスクトップ上部へタスクバーを表示させることもできる。さらに、デスクトップ右下には、スタートフォース活用のワンポイントアドバイスが次々と表示されるようになっている。

デスクトップ設定で壁紙を変更できる

タスクバーの位置と壁紙を変更してみた

デスクトップ右下に更新表示されるワンポイントアドバイス