目指される有料プレミアムサービスイン

現在、スタートフォース対応のアプリケーション充実などを目指して、さらなる開発が進められており、すでにMicrosoft Excelなどに対応した表計算ソフトの近日リリースがアナウンスされている。今年上半期中には有料プレミアムアカウント発行による新サービス、今年下半期中には法人向けのコーポレートエディションのリリースなども計画されているという。無料アカウントのディスクスペース容量は最大200MB、30日間のデータ転送容量は最大4GBに限られているものの、有料サービスでは大幅な容量アップが実施されているようだ。また、将来的にはOperaやSafariなどへの対応も検討されている。

現在の無料アカウントのプロフィール設定画面

無料アカウントのディスクスペース容量およびデータ転送容量には制限がある

筆者がスタートフォースを試用してみたところ、はじめはWeb OSということで、通常のWindowsデスクトップ環境などと比較して、どれほどパフォーマンスが低下するのかを当初は心配していた。しかし、思ったよりも動作は軽く、ストレスなく快適に操作できた点は意外な驚きだった。各種アプリケーションは、ワープロソフトの「スタートフォース ライター」などを例に挙げると、Microsoft WordやOpenOffice Writerなどにはかなわないものの、インストール不要で手軽に利用できるメリットを評価すれば、よく仕上がっていると見ることもできよう。

今後の性能アップが期待されるものの、どのPCのブラウザからでも自分のデスクトップ環境へスムーズにアクセスできるWeb OSの便利さに、大きな成長の可能性が秘められているのを感じることができたように思う。